山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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工学部工学部 機械工学科機械工学科工学部  工学部 機械工学科機械工学科#金属ゴミリサイクル #固相リサイクル法#磁力の制御 #磁気浮上#手のひらから情報を読みとる#光計測#超伝導体 #電力供給の未来CHIBA, Ryoichi●博士(工学)■弾塑性力学・材料加工KATO, Hirohisa●博士(工学)■メカトロニクス・磁気浮上機械工場から排出されたアルミニウムのくずを「コの字の断面を持つ棒材」へとリサイクルしたもの。「ところてん」のように、後ろから大きな力で金属■を押すことで塊に。■間を♡形状にすれば♡型の棒にリサイクルされます。パフォーマンスが上がるといわれているので筋トレを始めてみました。この絵は自分の理想のボディです。しかし、筋トレで体が疲れてしまって日中は眠気が…おかげでパフォーマンスは低下中。年齢には勝てない?液体窒素中(-196℃)での実験の様子。動作可能なセルフベアリングモーターを用いた遠心ポンプの実験です。特殊で極限の環境では、装置はさまざまな影響を受けます。この図はゼロパワー制御を応用した温度補償のブロック線図です。趣味は登山です。大学のすぐ近くに竜王山がありますが、写真は竜王山から撮った山陽小野田市です!NAKAMICHI, Yu●博士(医工学)■医工学・光計測・脳科学YUKI, Kohei●博士(工学)■計算工学・熱工学・超伝導工学0.001mmの薄さで100 A以上もの電流を流すことが可能な超伝導体。外側に保護と熱の除去のための薄い金属を貼り付けています。超伝導体が発熱し沸騰している様子。-196℃の液体窒素で冷やしながら利用するので、液体窒素の状態を理解することが大切です。手の上から近赤外光という目に見えない光を照射、その光を当てた場所の情報を読みとることができます。計測した皮膚内の毛細血管分布。左が皮膚の浅いところ、右が皮膚の深いところの毛細血管分布です。写真は鯛を薄造りにしたもの。いつか料亭に負けない晩ごはんをつくることが目標です。海釣りが好きです。写真は地元の仙台で夜釣りの際に撮影したもの。仕掛けも自作です。山口ではどんな魚に出会えるのか楽しみです!金属スクラップのリサイクル技術を研究金属ゴミのリサイクルに関して、溶かさずに固体のままパイプや角棒へリサイクルする技術を研究しています。アルミニウムの場合、溶かしてリサイクルする方法だと集めたゴミの55%しかリサイクルされませんが、研究している「固相リサイクル法」だと95%がリサイクルされ、リサイクルに要するエネルギーも少なくてすみます。当研究室では、工場から出た金属ゴミを回収し、それをギュッと圧縮してから特殊な加工(強ひずみ加工)を施す実験をコツコツと行っています。千葉良一准教授磁力の制御で物体を浮かせる研究磁石や電磁石から得られる磁力を制御することによって物体を浮かせる研究をしています。装置の一部を浮上させることで摩擦がなくなるため、より高速に動作させることができたり、特殊な環境や極限の環境でも問題なく動作する装置が実現できたりします。また、そのような特殊で極限の環境から装置はさまざまな影響を受けます。この影響に対して装置がどのように応答するのか、また、それを軽減する制御の検討などを行っています。加藤博久助教光で体の状態を読みとる技術の開発手のひらを見てください。手のひらの中には、毛細血管というごく小さな血管が走っていて、その中には血液が流れています。では、毛細血管の分布や血液の流れる速さを、手に触れることなく計測することは可能だと思いますか?答えは「可能」です。私たちは、光を使って皮膚の中の毛細血管や血液の速さを計測し、それらの情報から「機能」を読みとる技術の開発をしています。この技術は美容状態や健康状態の評価、医療診断などさまざまな応用が期待できます。中道友助教金属ゴミの新処理法を探る!モノを浮かすメリット血液の流速を測る「超伝導体」で電力供給の未来を拓く「超伝導体」を利用した、電流を効率的に抑える研究私たちの生活に電気は不可欠ですが、落雷などにより送電線に大きな電流が流れると、停電してしまいます。当研究室では、「超伝導体」を利用した電流を抑える研究を行っています。超伝導体は抵抗がゼロですが、電流が大きくなると急に抵抗が高くなる不思議な性質があります。これを利用すると、通常は損失なく、大電流が流れたときにだけ高抵抗になり、電流を抑えることができます。ただし、熱が多く発生すると超伝導体が壊れてしまうので、効率的な熱の除去法に注目しながら研究しています。結城光平助教

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