山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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工学部工学部 電気工学科電気工学科工学部 電気工学科#スマートウインドウ #イオン液体#センサ#快適な生活環境#カオス現象 #非カオス現象GODA,Kazuya●博士(工学)■光学・エネルギーハーベスティングYAMAMOTO, Shinya●博士(工学)■ユビキタスコンピューティング研究室で作製した10c㎡のスマートウインドウ。プラスチック基板を使うことにより軽量化を実現。窓ガラスだけではなくプロジェクタースクリーンとしても利用可能。研究室保有の光造形3Dプリンタです。実験に必要なものは3Dプリンタで造形します。利用しているセンサの一部。電子工作によって組み合わせたり、改造したりすることで、プロトタイプ(試作モデル)を作成します。熱帯魚の映像の画像解析によって移動軌跡・姿勢を算出。観察・飼育を自動化することで、今後の薬学研究に活かそうとしています。お酒と、それにまつわるうんちくが大好き。たくさん飲むより、少量をじっくり飲む方が好きです。写真は最近のお気に入り、山口の銘酒です。OKUBO,Ken-ichi●博士(情報学)■カオス京都の伏見桃山城の写真です。観光地に行った時は名所の写真を撮るようにしています。Froeschlé写像において高速なカオス性判定指標を用いた初期状態の性質の様子です。高速なカオス性判定指標を用いて力学系の初期状態の地図を表しています。ある力学系においてパラメータを変化させた時に(横軸)カオスの程度(縦軸)がどのように変化しているかを解析的に表した図です。合田和矢講師非カオス的現象とカオス的現象の境界付近を研究わずかな誤差が積もり積もって非常に大きな変化を引き起こす現象をカオス現象と呼びます。現象がカオス的か否かを判定することは医学的にも工学的にも異常検知という観点で必要とされています。当研究室では非カオス的現象とカオス的現象の境界付近の性質を調べる研究をしています。具体的には、現象がカオス的であるか高速に判定したり、ギリギリカオス的状態になっている現象の性質に関係する指標を解析的に導出したりしています。大久保健一助教イオン液体を使ってスマートウインドウを開発環境変化に応答するスマートウインドウの開発を行っています。イオン液体は、イオンのみで構成される液体であり、コンデンサやリチウムイオン電池などで幅広く利用されています。合田研究室では、イオン液体/水混合物で生じる相分離挙動を利用して、温度変化により透明状態と白濁状態が変化する電源不要の窓ガラス(スマートウインドウ)を検討しています。 イオン液体の可能性にせまる!センサを活用して自動で最適状態に情報処理技術を利用し、生活を豊かにする新システムを!人間や犬、熱帯魚などを対象に、さまざまなセンサを使って収集した情報やカメラ映像をリアルタイムに解析することで、状況や姿勢、行動、ストレスの度合いなどを推定します。その結果に基づいて、空調や照明機器などを自動制御したり、ナビゲーションや通知によって行動を促したりすることで、人間の生活環境がより快適になるよう調節したり、より適切な状況へと誘導したりするシステムについて研究・開発しています。山本眞也講師複雑現象の境界線は一体どこ?

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