山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2024-2025
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USHIJIMA, KentaroTSURUDOME, YuyaINAMI, KeikoTSUCHIYA, Keisuke薬学における有機化学の知識を基盤として、「生理作用をもつ」新規有機化合物の合成と反応性、生体分子との相互作用を検討することで、活性発現機構の解明に関する研究を行っています。とくにがんの予防をめざして研究を進めています。発がん性N-ニトロソ化合物の詳細な活性化機構の研究や植物・食品中に含まれる発がんを抑制する化合物の探索研究をはじめ、活性酸素消去化合物、一酸化窒素供与体などの創製にも取り組んでいます。体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムとは牛島 健太郎 教授鶴留 優也 助教活性発現機構の解明と、制がん剤の創製稲見 圭子 教授土屋 圭輔 助教#体内時計 #生体機能#がん予防 #活性発現機構薬学部 薬学科薬学部 薬学科共同研究薬学部 薬学科薬学部 薬学科共同研究研究・教員紹介BOOK 2024-2025  020● 博士(薬学)■ 医療薬学系薬剤学・製剤学分野● 博士(臨床薬学)■ 医療薬学系薬剤学・製剤学分野● 博士(薬学)■ 有機化学系有機薬化学分野● 博士(薬学)■ ペプチド化学生体は昼夜サイクルに順応するために、「体内時計」機能を全身の細胞に備えています。体内時計が機能することで、ヒトの身体機能は時間帯に応じてダイナミックに変化します。この変化を上手に利用して、薬を安全に使用する方法について研究しています。また、夜型生活や時差ボケ生活は、この体内時計機能を乱してしまいます。ひいては生活習慣病やがんを患いやすくなったり、治療薬が効きづらくなったりすることから、体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムについての研究も行っています。体内時計の働きで起床6~8時間後に眠気が生じます。効果的なシエスタ(昼寝)は午後の学習効率を高めてくれます。ロードバイクでのロングライドが趣味です。阿蘇五岳一周ルートや九州縦断が今の目標です。一日の中で生体機能が最大となる時刻はさまざまです。ヒトの体は朝・昼・夕・夜でパフォーマンス力がそれぞれ異なります。培養細胞に特別な刺激を与えて、細胞内につくり出した“時刻”を測定する装置です。メダカ、金魚、エビ、タニシ、ミジンコが当研究室のアイドルたち。彼らに癒されながら、学生たちと共に研究・勉学に励んでいます。地元は春に桜が咲く綺麗な町でした。桜の名所に行くのが一つの楽しみです。カラムクロマトグラフィーで分離し、目的化合物を精製中です。不活性ガスの雰囲気下、試薬類を加え、化合物を合成中です。体内時計に耳を澄ましてがん予防がん治療めざせ制圧

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