YOSHIMI, YojiSHIBUYA, Shuichi#老化疾患 #早老症 #酸化ストレス #機能性食品IMAHORI, Daisukeがんは、日本における死因第1位の疾患であり、国立がん研究センターの推計では、2020年における罹患数は約101万人と増加しています。がんはリスクの高い疾患であり、その予防と対策は非常に重要です。さらに、抗がん剤治療後に抗がん剤耐性のがん細胞が残存し、再発を起こすことも大きな問題となっています。当研究室では、がんの再発予防をめざし、がん細胞が薬剤耐性を示す原因分子の機能を阻害する天然有機化合物を見出す研究を進めています。FUKUSHIMA, Satoshi「PM2.5」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?大きさは2.5㎜の1000分の1程度。目に見えない小さな物質ですが、呼吸器へのダメージをはじめ、人や自然にさまざまな影響を与えています。私の研究は、走査型・透過型電子顕微鏡を用いて、PM2.5などの大気汚染物質が、どのくらいの量、どのように訪れ、去っていくかを調べるもの。人が健康に生活するための環境を考える研究です。化学物質の個性を見つける、およびその方法論を探求老化モデル生物を用いた組織老化メカニズムの解明吉見 陽児 講師澁谷 修一 助教がんの薬剤耐性と克服の可能性を調べる大気汚染がヒトや自然に与える影響を調べる研究今堀 大輔 助教福島 聡 助教#大気汚染 #PM2.5#生理活性 #化学物質#がんの再発予防 #天然有機化合物薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科● 博士(理学)■ 有機化学系基礎薬学分野● 博士(医学)■ 老化生物学を応用した老年医学● 博士(薬学)■ 健康科学系生薬学・漢方分野● 博士(環境共生学)■ 健康科学系健康情報科学分野薬や毒を含む多くの化合物は、すでに知られている生理活性とは別に未知の活性ももっていると考えられます。また、世界最大の化学物質データベースには1億数千万の化合物が登録されていますが、生理活性はよくわからないものばかりです。多くの機能は、眠ったまま見過ごされているといえます。化学物質の、まだ知られていない活性を探索することは、化学物質に新たな情報(付加価値)を与え、新しい用途を生み出します。あるいは既存薬の新しい薬としての再活用や副作用を予測するといった場面で役立ちます。私たち人間は必ず歳を取り老化します。老化を遅らせたり若返らせたりすることで健康寿命が延びれば豊かな生活につながります。細胞老化、酸化ストレス、ミトコンドリア機能など老化に関わる様々な因子に着目し、細胞からマウスまで様々な老化モデルを使って老化メカニズムを解析しています。骨粗鬆症やサルコペニアなどの様々な老化疾患を改善し、超高齢社会に貢献するのが目標です。029 研究・教員紹介BOOK 2024-2025高校時代は、山岳部に所属していました。いまでも、ときどき山歩きを楽しんでいます(谷川岳山頂付近にて)。新規合成化合物RH2-41-2の構造とその作用について。新規合成化合物RK-96の構造とその作用について。あまり詳しくはありませんが日本酒が好きです。写真は地元宮城の銘柄、阿部勘と浦霞。マウスの皮膚の写真。上が正常マウス。下が老化モデルマウスで、皮膚が萎縮します。細胞内の活性酸素を赤色で検出した写真。老化した細胞はたくさんの活性酸素が蓄積します。幼い頃より、植物園に行くのが楽しみでした。休日は公園や植物園で、研究素材となる植物を探しています。写真はフジの花です。研究素材として用いたユズ(Citrus junos)の写真。ユズより新規リモノイド配糖体を単離、構造決定しました。こちらは、ナンテン(Nandina domestica)。新規ピロールアルカロイドおよび新規メガスチグマン配糖体を単離、構造決定しました。疲れたときや考えに行き詰まったときなど、よく珈琲を淹れます。自宅では、故郷・天草で買った白磁器を愛用しています。大気中に浮遊している粒子(PM2.5を含む)を電子顕微鏡で、1粒1粒観察している様子です。刻々と変化する大気環境の解説例。(上)は大気中の粒子の個数変動。(下)は気温・湿度・気圧変化・雨の記録を同時に表現。化学物質の個性を探索せよ老化を克服するには?めざすは、がんの再発予防!PM2.5の危険性
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