KASAGI, TeruhiroTSUTSUMI, Chikako文学の研究とは、作品のみならず、作者の人生、時代背景、社会背景、文化的背景などを総合的に分析することです。ライフワークであるHenry Jamesの研究も、資本主義経済がもたらす価値観の変化、消費のあり方、社会の動き、財産をめぐる複雑な人間模様、映画と原作との相違点など、様々な視点から行っています。また、作品に登場する美術作品との関連性などにも関心を持ち、研究に取り入れています。優れた文学作品は読むたびに違う顔を見せ、常に新たな発見と喜びをもたらしてくれます。KANEDA, Kazuhiro電気分解でオゾンを生成するための電極材料の研究をしています。中学生時代に学習した水の電気分解の実験を思い出してください。通常、マイナス極からは水素、プラス極からは酸素が出ますが、電極を選ぶことによりプラス極からオゾンを出すことができます。オゾンは毒性の強い物質ですが、一方でにおい成分を分解したり、インフルエンザや新型コロナウイルスを死滅させたりすることができ、使い方によって有用な物質になります。近い将来、空気清浄機等への適用が期待できます。笠置 映寛 教授19世紀末のアメリカの作家、Henry Jamesを研究オゾン生成電極の研究を通し、オゾンの可能性を探る堤 千佳子 教授金田 和博 教授EMC対策に活かせる粒子分散複合材料の研究#EMC対策 #粒子分散複合材料#Henry James #文学の総合的背景分析#電気分解 #オゾンの可能性共通教育センター共通教育センター共通教育センター研究・教員紹介BOOK 2024-2025 030● 博士(学術)■ 磁性機能材料・物理教育● 文学修士■ アメリカ文学● 博士(理学)■ 酸化物物性・機能薄膜形成身の回りには電磁波を利用した電子・電気機器が数多くあります。これらの機器には、他の機器が発する電磁波の中でも正常に作動し、同時に他の機器にも影響を与えない対策(EMC対策)が求められます。私は、このようなEMC対策で活用することを目的とした粒子分散複合材料(樹脂中に金属や磁性体を分散させた材料)の研究を行っています。近年は、自然界では見られない電磁気特性を、粒子分散複合材料により実現する研究も行っています。アウトドアに興味があります。休日に家族や友人とキャンプに行くこともあり、キャンプ料理や焚き火を楽しんでいます。粒子分散複合材料の導電率・誘電率・透磁率の測定を中心に研究を進めています。樹脂中に分散させた粒子の種類や濃度、形状を調整することで、複合材料の電磁気特性を制御します。『赤毛のアン』の舞台となった家の主人公の部屋を撮影したもの。実際に訪れることで、新たな発見と感動が生まれます。(カナダ、プリンスエドワード島)研究対象であるHenry Jamesの作品と研究書の一部。研究室には、好奇心を刺激する多彩なテーマの書籍が並んでいます。研究テーマのひとつである文学作品とその映像化についての著書と、その中で取り上げた作品『鳩の翼』のDVDパッケージ。再生可能エネルギーに興味があります。研究室では、毎年、太陽光、風力発電設備等の見学会を実施しています。電気分解によって、オゾンが生成されるメカニズム。オゾンの応用例。上下水処理やプール・温泉の殺菌、空気清浄機など、オゾンの利用がひろがりはじめています。ノイズゼロ夢の素材を生み出す作品の社会背景を読み取るオゾン生成のメカニズムを探究する!共通教育センター
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