山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2024-2025
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TAKATOH, KohkiOSHIMA, NobuakiAKIMOTO, Mitsuhiro高分子やタンパク質、コロイド、液晶といった“柔らかい物質”を用いたデバイス(装置)が研究対象であり、中でも電界制御光学素子(ディスプレイ)や次世代不揮発性メモリーを作製し、性能向上のためにさまざまな工夫を施しています。主に用いるのは、植物の主成分であり、紙として広く利用されているセルロース。中でも、バクテリアセルロースに注目しています。バクテリアセルロースとは、実はナタデココのこと。ナタデココと液晶や他の有機・無機材料を組み合わせることで、光量を調節する素子やメモリー素子、燃料電池などの作製を試みています。GODA, Kazuya環境変化に応答するスマートウインドウの開発を行っています。イオン液体は、イオンのみで構成される液体であり、コンデンサやリチウムイオン電池などで幅広く利用されています。合田研究室では、イオン液体/水混合物で生じる相分離挙動を利用して、温度変化により透明状態と白濁状態が変化する電源不要の窓ガラス(スマートウインドウ)を検討しています。エレクトロニクス業界に必須の液晶素子の開発大気圧プラズマを研究し、生成技術と利用法を探る高頭 孝毅 教授大嶋 伸明 講師次世代のデバイスに活用されるナタデココの可能性イオン液体を使ってスマートウインドウを開発穐本 光弘 准教授合田 和矢 講師#液晶素子 #低電圧駆動の液晶#大気圧プラズマ #表面改質#ナタデココ #バクテリアセルロース#スマートウインドウ #イオン液体工学部 電気工学科工学部 電気工学科工学部 電気工学科工学部 電気工学科● 理学博士■ 液晶デバイス● 博士(工学)■ パルスパワー、大気圧プラズマ● 博士(理学)■ 液晶デバイス・ソフトマター工学● 博士(工学)■ 光学・エネルギーハーベスティング研究室で作製した10c㎡のスマートウインドウ。プラスチック基板を使うことにより軽量化を実現。窓ガラスだけではなくプロジェクタースクリーンとしても利用可能。さまざまな社会的要請に応じた液晶素子を開発しています。そのひとつに、低電圧駆動(非常に小さな電圧で動く)の液晶があります。これまで液晶の駆動電圧を下げるためには特別な液晶材料が必要でしたが、改善は限界になっていました。そのため、どのような液晶材料を使っても低電圧で駆動可能な液晶を発明しました。新しく発明した液晶は、歪んだ構造をもたせることで、どのような液晶材料でも低電圧で駆動させることができるようになります。大気圧低温プラズマの生成と応用研究をしています。プラズマとは気体にエネルギーを与え、原子を電子とイオンに分離させた状態をいいます。このプラズマの中には反応性が高い物質が多く存在しており、いろいろな応用が期待されています。代表的な応用に、表面改質があります。これはフィルムの表面にプラズマを当てることで、水が付着しやすい状態(親水)や逆に油が付着しにくい状態(撥油)に変化させることができます。007  研究・教員紹介BOOK 2024-2025偏光板と光学フィルムを用いたオブジェをつくっています。何もないところに立体が見える不思議なオブジェです。印加電圧(横軸)に対する光の透過率(縦軸)のグラフ。新しく開発したRTN液晶は低い電圧で透過率が変化します。新しく開発したRTN液晶(a)と従来の液晶(b)の分子配列。RTN液晶は歪みの大きな分子配列になっています。車で出かけるのが好きです。学生時代は1日1,000kmくらい一般道を走る日も。写真は家族で出かけた下関のチューリップ園です。私の研究室で生成した、青白く光る大気圧低温プラズマです。発生方法を工夫しているため低温であり、手に当てても熱くありません。プラズマを照射した下のフィルムは、表面に水が付着しやすくなっています。これにより水系のインクで絵や字を書くことが可能に。深夜、大学構内の駐車場に向かう途中で子犬に遭遇。拾得物届を出しましたが、結局飼い主は現れず、そのままわが家の一員に。液晶ディスプレイの基本素子を作製している様子。学生はほこりが発生しないように処置してあるクリーンルームに入って作業します。高分子の形状や多孔質材料の細かい孔の直径を調べるため、学生が電子顕微鏡を使っている様子です。機器の操作は手慣れたもの。研究室保有の光造形3Dプリンタです。実験に必要なものは3Dプリンタで造形します。未来のスマホの液晶をつくる大気圧プラズマの力に着目!ナタデココから目が離せない!イオン液体の可能性にせまる!

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