惠谷 誠司 教授 嶋本 顕 教授 工学部/医薬工学科大学院工学研究科薬学部/薬学科大学院薬学研究科浅野 比 准教授井上 啓 教授実社会と講義で学んだことをリンクさせ、社会で必要とされる資質を考えるきっかけに。専門性を磨くだけでなく、学科を越えた視点を得ることで社会の課題解決に貢献する。キャリア形成論を開講し、自身の適性などを考える機会を提供。自分はその企業で何をしたいのかを大切に、視野を広く持って企業探しを。薬剤師の活躍の分野は広がりを見せています。だからこそ何をしたいか、就職に何を望むか。それに対してどのように取り組んだか、自分の強み、弱み、適性は何か。社会から役割を付託された医療者としてどのような形で社会に貢献できるかを考えること。そして、医療人としての自覚を持つことが大切です。本学科では就職後1〜3年経った卒業生を迎え、病院、薬局、製薬会社、公務員などの仕事紹介を実施しています。また、学年に応じたキャリア形成に関わる内容を講義に取り入れ、自身の適性などを考える機会を提供することで就活に対する意識を高めています。薬学には臨床系と基礎系があり、中でも基礎系は製薬会社だけでなく近年は食品や化学メーカー、化粧品メーカーなど多岐にわたります。せっかく博士課程まで進学したのですから、学生の皆さんには自分にとって大切なもの・こと・優先したいもの・ことを大切に考えて企業を選んでもらいたいと考えます。博士課程の就活は学部や修士と比べて求人企業が限られ、スケジュールがより早期且つ定まっていません。選考方法も様々なため、本学薬学研究科では社会のニーズを押さえた就職活動支援を展開したいと考えています。力・聞く力を磨くために、グループ活動や対話の場に積極的に参加することも効果的です。本学科ではディベートの時間を取り入れ、でも実社会を体験することで、現場と講義で学んだことをリンクさるだけでなく新たに開発することも期待しています。教養科目・く、社会に還元してもらいたいと思います。企業が求める「問題解決力」と「コミュニケーションカ」は学生時代から意識的に育むべき重要な力です。課題に直面したとき、自ら仮説を立てて検証することで思考力が鍛えられます。また、伝える即戦力になれる人材を育成しています。また、今年度より2年生を対象としたインターンシップや企業見学を導入しました。短期間せ、必要な資質を主体的に考える契機となるよう指導しています。産業界は、理系の大学院修了生に対しては、それぞれの研究分野が異なっていても、社会のために技術やサービスを展開す共通である「キャリア研究」は選択科目にも関わらず、機械工学専攻・電気工学専攻・応用化学専攻のすべての修士1年生が受講しており、学科を越えた多角的な視点を得る機会となっています。また、研究活動における試行錯誤が自身の能力を飛躍的に向上させます。その経験を専門分野での課題解決だけでな1 0
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