本人にはやりたいことや目指すものがあります。知らない職種や会社名などを聞いても頭ごなしに否定してはいけません。本人が好きだった物事を思い出し、膨らませることで、本人だけでは気づかなかった方向性が見えてくることがあります。就職や企業に関する情報は多くありますが、正しい情報とは何か判断するための支援を行いましょう。企業は自分で考えて行動できる人材を求めています。なんでも保護者頼みの学生は採用されません。家庭の事情は様々ですが、本人の意に反して「地元に戻ってこい」などの一方的な押し付けは避けてください。採用試験に落ち続けているのには、理由があるはずです。本人と話し合い、失敗する原因を一緒に見つけてみましょう。就職活動は年々早期化・長期化する傾向があり、学生たちの負担が増しています。そのようなときに支えとなるのが保護者の存在です。日頃からご子息・ご息女とコミュニケーションをとるようにしてください。就職活動をしている中でときに大きな負担を抱えてしまうことは少なくありません。就職活動の相談や連絡があった際にはじっくり話を聞いてあげてください。最も身近な社会人は保護者です。就職活動の全容について理解を深め、精神的、経済的に適切な援助によって支えることが必要となります。良いに越したことはありませんが、大学の成績だけで採用することはありません。成績とは大学で学んだことの指標の一つと考えるべきで、大切なのは何を学んだかです。どんな分野に興味を抱いていたのか、どんな分野が得意・不得意なのか、また、どのような知識が身についているのかわかります。成績からは、どのような姿勢で勉強に取り組んでいたかを計り知ることもできます。このように自らの興味ある専門分野を見出すために、どのように意欲的に学び、努力したのかを示すものが成績です。サポーターとしてOK? NG?長期間にわたる就職活動で、思い通りにいかず行き詰まっている学生たちには、適切な助言が必要です。困っているときは、話を聞き、考えを理解する手助けを行ってあげましょう。名前にとらわれることなく、どんな企業なのか調私たちが知っている有名企業はほんの一握りに過新卒のタイミングを逃すことに、きちんとした理由何か明確な理由や目的があるのかを、まずはきち新卒であるということも、就職の条件の一つと言っべてみましょう。ぎません。普段広告などで目にしない企業にも優秀な企 業は数 多くあります。内定 先 が 中小企 業 などだった場合でもどのような仕事をしているのか、将来性はどうなのかなど、人生の先輩の目線で調べてみてください。がないのであれば決して良い方法とはいえません。んと話し合うことをおすすめします。ても過言ではありません。卒業後は「既卒」ということになります。最近では、卒業後の数年間を「第二新卒」として新卒採用の範囲に捉える企業もありますが、アルバイト生活を続けるという悪循環に陥らないように注意が必要となります。内定をもらった会社の名前を聞いたことがないのですが…大学を卒業後に、再度就職活動をすると言っており心配です…保護者ができる「支援」とはなんでしょうか?就職活動にあたり、大学の成績はどのくらい重視されますか?保 護 者のサポート正しい情報を得るための協力をする過保護をやめて独り立ちさせる本人の意志を否定しない興味の範囲を広げる手助けをする保護者からの一方的な押し付けはしない行き詰まっているポイントを見極める1 7就 職 を 成 功 さ せ る 6 鉄 則123456
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