Depar tment of A pplied C hemistr yOHTA, Takehiro#環境エネルギー問題 #人類の健康と化学FAC ULT Y OF E NGINE E R ING● 博士（工学）■ 生物無機化学・錯体化学SHIRAISHI, Yukihide貴金属コロイドは、古くて新しい研究分野です。金コロイドはステンドグラス等に、銀コロイドは銀塩写真に用いられてきました。最近は、色々な貴金属コロイドが大きさや形状を□えて合成出来るようになってきました。本研究室では、複数の金属構造を精密制御することで新規複合貴金属コロイド粒子を創製し、その化学的性質、光学的性質および、電気的性質等を測定し、イメージング材料への展開を行っています。#貴金属コロイド #和紙 #プラチナプリント #イメージング材料IKEUE, Keita当研究室では、エネルギー・環境問題の解決に貢献できる触媒材料化学の研究をしています。たとえば、温室効果ガスのひとつである二酸化炭素を回収・利用する技術の開発。ミクロからナノレベルの、無数の穴があいた多孔質吸着剤をできるだけ安価な材料でつくる研究を進めています。さらに、その吸着剤に「光触媒」という物質を組み込み、太陽光エネルギーを用いて二酸化炭素を燃料へリサイクルすることのできる複合型触媒材料の開発に取り組んでいます。無機・有機・生物化学の学際領域の基礎研究太田 雄大 教授新規貴金属コロイド粒子の創製と応用環境にやさしい無機固体系触媒材料の開発白石 幸英 教授池上 啓太 教授#触媒材料化学 #エネルギーと環境問題工学部 応用化学科工学部 応用化学科工学部 応用化学科● 博士（工学）■ コロイド化学、高分子化学、写真化学● 博士（工学）■ 触媒化学・無機材料化学当 研 究 室 で は 、環 境 エ ネルギー問題と人類の健康に関わる化学の基礎研究を行っています。二酸化炭素や酸素の還元を効率的に行うための化学原理の解明と、金属錯体を基盤とした触媒の創製が目標です。また、金属錯体を薬剤として応用するための研究にも取り組んでいます。化学は「セントラルサイエンス」と呼ばれますが、生命科学、医学、工学などの応用科学の分野を結びつけます。化学を専門にして、持続可能な社会の構築に向けた世界的な課題に挑戦しませんか。009 研究・教員紹介 BOOK 2025-2026米 国 の 大 学 で 博 士研究員として留学していたときの一枚 。世 界 各 地 に研 究 仲間、ライバルがおり、国 際 学 会 で の 交 流は楽しみです。研究課 題のひとつは、金属タンパク質の分子機構の解明です。これはヘム鉄を含んだ金属タンパク質の分子構造の例です。触 媒による酸素のO-O結合の開裂は重要な化学反 応 。酸素に対する水素結 合の形成で、反応が促進されることを解明しています。山口県には、明治期からの古写真が数多く眠っており、地 域の 貴 重 な変 遷 を未来へ繋ぐリフォトグラフィー研究も行っています。高分 子で 保護したコロイド粒子を液晶に分散して液晶デバイスを作成し、応答速 度を測定した結果、高速に動作することを見 出しました。プラチ ナプリントは、和紙にプリントすることが 可能です。研究室で調製した白金コロイドを下地層に用い、山口県産和紙に展開しています。休日は山登りをしています。山の上から瀬 戸 内 海 を 眺 めていると、気分がすっきりするとともに 、研究のアイデアが浮かんできます。二酸化炭素を水素や水を使って還 元するための光触 媒微粒子の電子顕微鏡写真です。吸着剤と光触媒微粒子を複合した二酸化炭素還元用光触媒の電子顕微鏡写真です。コロイド粒子でトータルイメージング触媒の力で環境問題に貢献！化学から持続可能な社会を構築工学部応用化学科
元のページ ../index.html#10