Depar tment of Phar maceutic al Engineer ingISHIKAWA, Toshihiro地球上に最も豊富な元素(ケイ素、マグネシウム、カルシウム等)を主成分とするセラミックス材料(炭化ケイ素、シリカ、マグネシア、カルシアなど)の優れた機能(高強度、高耐熱性、耐酸化性、高熱伝導、触媒 機能、骨再生機能など)の“発現メカニズム”や“機能を支配する因子”について詳しく調べています。このようなことを詳細に調べることにより、材料開発における最適合成条件の選 定や 論 理 的な 解 析をおこなっています。FAC ULT Y OF E NGINE E R INGKOJIMA, Hajime化粧品の動物実験が欧州で廃止されてから 12 年が立ちます。この間に多くの動物実験を用いない試験法が開発され、国際機関で承認されてきました。昨今では、医薬品開発にもヒト細胞などを用いた試験法の活用が国際社会で求められるようになってきました。当研究室では、動物実験代替法の評価を行い、規制上で利用した際の課題と問題点を研究しています。なお、動物実験代替法という言葉は、動物実験の3Rsを実現するための試験法を指しますので、動物実験の実施を含みます。#動物実験代替法 #経済協力開発機構 #医薬品規制調和国際会議 #厚生労働省INOUE, Sachieヒトの身体は、約60兆個の細胞から成り立っています。その1つ1つの細胞に生きていくのに必要なすべての遺伝情報が含まれています。その遺伝情報を必要な時に必要なだけ働かせるシステムが遺伝子スイッチです。私の研究対象は、約2万個ある遺伝子のうち、環境変化や病原体から身体を守る遺伝子 群 のスイッチです。そのスイッチがいつONになり、いつOFFなるかを明らかにすることによって、病気の予防や治療に役立てたいと研究を進めています。優れた機能創生を目指した材料設計の在り方動物実験代替法の更なる発展遺伝子群スイッチのON / OFFを研究小島 肇 教授井上 幸江 教授石川 敏弘 教授#高機能無機材料 #耐熱材料 #光触媒 #骨再生#遺伝情報 #遺伝子スイッチ工学部 医薬工学科工学部 医薬工学科工学部 医薬工学科● 工学博士■ 無機材料の高機能発現に関する化学● 薬学博士■ In vitro 毒性学● 薬学修士・医学博士■ 生命科学系病態生化学分野国際団体において認められた動物実験代替法の利活用を調べています。研究・教員紹介 BOOK 2025-2026 016自 然 の 木 々や 湖 に生息する可愛い鳥を眺めて楽しんでいます。私が開発して科学雑誌 Nature にも論文が掲載されました「2000℃の 耐 熱 性を有する炭化ケイ素繊維」です。私が開発して科学雑誌 Nature にも論文が掲載されました「優れた光分解機能を有する光触媒繊維」です。安 全 安 心 を 考 慮しながら、動物実験の3Rs(削減、苦痛の軽減、置き換え)を実現することがライフワークです。生け花を習っています。無心になれるひとときです。遺伝子の情報をもとに作られるたんぱく質の分離装置(電気泳動装置)。電気泳動装置で分離されたタンパク質群。世界一の材料開発果たして動物実験をなくせるか健康長寿の秘訣は遺伝子スイッチ!工学部医薬工学科
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