山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2025-2026
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Depar tment of Mechanic al Engineer ingCHIBA, Ryoichi#リサイクル #アルミニウム #銅合金 #塑性加工FAC ULT Y OF E NGINE E R ING● 博士(工学)■ 弾塑性力学・材料加工YUKI, Kazuhisa電気自動車のインバータなど各種電子機器の冷却研究に取り組んでいます。特に高度情報化社会を担うデータセンター用の冷却技術を開発しています。爆発的なAIの普及により、データセンターの電力需要は2030年までに4倍増になると予想され、カーボンニュートラルへ向けた省エネルギー技術の開発が大きな課題となっています。結城研究室では、これまでの冷却概念を覆す無動力での冷却技術を開発、世界最高の冷却性能を達成しています。本研究を含め、研究室における様々なテーマは、「流体」の潜在能力を最大限に引き出すことをモットーに研究されています。一方、小学生への科学教育の一環として、古代生物である大型翼竜ケツァルコアトルスの飛行能力について流体力学的に解明することにも挑戦しています。#電子機器冷却 #核融合発電 #省エネ技術 #コンピュータ解析NAGATA, Fusaomi私たちの身の回りには、さまざまな日用品や工業製品があります。これらの製造過程では、傷、変形、変色などにより不良品が発生してしまうことが多々あります。製品によっては、非常に小さな欠陥も見逃すことはできません。当研究室ではニューラルネットワークと呼ばれるAIを応用し、人の目に代わりそうした欠陥を見つける検査システムと、検査結果に基づき良品と不良品に分類できるような賢いロボットシステムの研究を行っています。#産業用ロボット #ディープラーニング #CAD/CAM #力制御とロボット加工金属スクラップのリサイクル技術を研究千葉 良一 教授流体の潜在能力を引き出す冷却・熱輸送技術の開発ディープラーニングを応用した知能機械システム結城 和久 教授永田 寅臣 教授工学部 機械工学科工学部 機械工学科工学部 機械工学科● 博士(工学)■ 流体工学、熱工学、エネルギー工学、電子機器工学● 博士(工学)■ ロボットのインテリジェント制御と産業応用金 属ゴミのリサイクルに関して、溶かさずに固体のままパイプや角棒へリサイクルする技術を研究しています。アルミニウムの場合、溶かしてリサイクルする方法だと集めたゴミの55%しかリサイクルされませんが、研究している「固相リサイクル法 」だと9 5%がリサイクルされ、リサイクルに要するエネルギーも少なくてすみます。当研究室では、工場から出た金属ゴミを回収し、それをギュッと圧縮してから特殊な加工(強ひずみ加工)を施す実験をコツコツと行っています。003  研究・教員紹介 BOOK 2025-2026フレンチトースト作りが趣 味です。カリッとふわっと仕上げる技術を追求しながら、自分らしい味を楽しんでいます。こだわりは全粒粉 100%のパンを使うことです。黄銅のワイヤー廃材を切断してから押し固めて、それを「ところてん作り」のように六角の穴から押し出すと、中が詰まった緻密で強い六角棒へとリサイクルされます。機械工場から排出されたアルミニウムの削りクズを「溶かさずに」カップ形状の容器にリサイクルしたもの。液体を入れても漏れません。研究室のメンバーで小旅行に行くことも。山陽小野田市はスポット満載ですよ!写真は萩の松下村塾です。データセンターのサーバをまるごと絶縁性冷媒に浸す二相液浸技術に取り組んでいます。既に研究成果の一部が製 品 化されています。大型翼竜ケツァルコアトルスが飛べたかどうか、流体力学を用いたコンピュータシミュレーションにより評価、古生物学会でも発表しています。1970式?のサニートラックです。OHVながら高回転まで回るA12エンジンと700kg台の車重、2シーターと板バネによるゴーカートのような乗心地が魅力です。3台の産業用ロボットを協調制御することで大きなワークのピック&プレースタスクを簡単に実現しています。産業用ロボットのためのCAD/CAMインタフェイスを開発しました。CADで設計したモデルを産業用ロボットで簡単に加工できます。データセンターの冷却、翼竜の生態解明に挑戦ロボットのさらなる進化金属ゴミの新処理法を探る!工学部機械工学科

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