静岡文化芸術大学 大学案内 2024
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海外では自分がマイノリティ。多文化共生の学びが様々な場面で活きている専攻を超えた幅広い学びで広がった未来。地域のためにこれからも学び続けたいSUAC_016入学当初は、将来やりたいことが明確でなかった私ですが、様々な分野について幅広く学ぶ中で、興味を持った心理学のゼミに入りました。専攻した学びを深める一方で、SUACは行政学や公共サービス論など、行政の仕組みや役割について学べる講義が充実し、自治体で働く方の話を聞く機会もあったことから公務員を志すようになりました。学内で受講できる「公務員試験対策講座」を活用し、仲間と励まし合いながら合格を目指すことができました。今は、愛知県教育委員会総務課で栄典事務や課の予算経理に関する業務を担当しています。愛知県庁に入庁以来、県税事務所、高等学校事務、教育委員会事務局と異なる分野の業務を経験しましたが、どんな業務であっても「新たな分野が学べるチャンス」と捉え、日々勉強しながら知識を深められる点にやりがいを感じています。SUACで身についた何でも学ぶ姿勢、一からでも「やるぞ」と取り組んできた4年間のお陰だと思います。学生が主体的に取り組める自由度の高さと、それを後押ししてくれる環境がSUACにはあります。鮎川真世さん 文化政策学部 文化政策学科 2015年度卒業愛知県教育委員会事務局 総務課いつか海外を舞台に働きたいという思いから、機械工具の専門商社であるNaITOに入社しました。今はタイにある海外グループ会社SOMATのラヨーン事務所責任者として、営業販売を担当しています。取引先を訪問したり、タイ人スタッフを指導育成するのが主な仕事で、英語とタイ語でコミュニケーションを図っています。異なる文化や価値観を持つ環境の中では、日本人である自分がマイノリティ。意見のぶつかり合いや小さな食い違いは日常茶飯事ですが、まずは受け止めるようにしています。その際に相手の文化を尊重したり、考え方を理解しようと努め、自分の意見もきちんと伝えることを心がけています。SUACで「多文化共生」を学んだことで、お互いの違いを認め合い、共存していく考え方が、様々なシーンで反映されていると感じています。現在はタイでの仕事がメインですが、他の国でも活躍できる人材になりたいと思っています。そのためには常に学び続けることが必要。ジャンルにとらわれず、いろいろなことに興味を持ち、好奇心旺盛に! 自分の目指す道を進んでいきます。勝股雅登さん 文化政策学部 国際文化学科 2014年度卒業SOMAT CO.,LTD. [日本本社: 株式会社NaITO]ラヨーン事務所 責任者巻頭特集 _知と実践の力         1 学びのキーワード     2 学びの現場     3 学びのその先へSUACSUAC

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