静岡文化芸術大学 大学案内 2024
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充実した制作環境でデザインの幅を広げた4年間。建築で地域にできることを目指してその人の記憶に残る魅力的なモノづくりを目指したいSUAC_018静岡県磐田市を拠点にする設計事務所に入って5年目。工場や歯科医院など様々な用途の設計にチームの一員として関わりながら、美容室、カフェ、小規模な事務所などの設計を主に担当しています。父が住宅設計をしていたこともあり、建築士を目指してSUACへ進学。建築設計の授業を中心に学びつつ、金工、木工などを学べる工房実習では、考えをモノにする楽しさに熱中しました。自主制作でも利用した工房は、指導員の方々の存在もあり、気軽に制作に挑戦できる環境が頼りになりました。学生が自由に使える制作活動の場である組立アトリエは、他の専門領域の人たちと交流をしながら建築設計にはない視点や制作方法に触れられる魅力的な空間でした。浜松は、社会人として活躍しているSUAC卒業生も多く、学外活動ではそんな先輩方とのつながりから、制作活動、ワークショップに参加させてもらうなど有意義な経験もできました。大学内外問わず、充実した環境だったと感じたこの地域をさらに魅力的にする建築を作れるよう、自分らしく歩んでいきたいと思います。岩田貴昭さん デザイン学部 空間造形学科 2017年度卒業渡辺隆建築設計事務所 建築士株式会社ディー・エヌ・エーでデザイナーとして様々なアプリケーションサービスに携わっています。最近は、音声ライブ配信アプリ『Voice Pococha』のリードデザイナーとして、ブランディングからキャラクター制作、UIデザイン制作までトータルで関わり、新サービスを立ち上げました。SUACで学んだ色彩分析や感性マーケティングは、今も自分の仕事の軸となり、CGや実写の映像、アニメーションの学びから得た基礎知識やスキルも様々な場面で役立っています。在学中、授業の課題で提出した作品を、先生が高く評価してくださったことで、自分のストロングポイントを自覚でき、それを指標として成長することができました。苦手よりも得意なことに目を向け、伸ばしていく、そんな大学生活を過ごしてほしいと思います。学生時代、モバゲーを楽しんでいた記憶が自分の中にあるように、10年後、20年後、誰かの記憶に残るサービスやクリエイティブに携わっていたい。その人にとって人生の糧となる魅力的なモノづくりを目指しています。松田 涼さん デザイン学部 メディア造形学科 2012年度卒業株式会社ディー・エヌ・エー (DeNA)デザイン本部 サービスデザイン部 アートディレクター巻頭特集 _知と実践の力         1 学びのキーワード     2 学びの現場     3 学びのその先へ10 年後、 20年後SUACSUAC

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