静岡文化芸術大学 学長私たちはこのような大学を目指しますこれからは、文化とデザインの時代です。20世紀には、科学や技術がさまざまな分野で発達し、それぞれに大きな力を人類にもたらしました。しかし全体として、人間社会を美しく輝かせたでしょうか。 遠近の環境にも、次世代の人たちにもツケをまわすことのない、日々感動にみちた社会 ―― じつは、そのような理想に近づくのは、これから先のことなのです。この大きな課題は、地域でも、地球規模でも、さまざまなかたちで膨らんでいます。それらに前向きにとり組める人とは、文化の力、デザインの力への豊かな感性を持ち、それらの力を有効に働かせる知性と技能を、現場で発揮できる人です。静岡文化芸術大学は、このような人を育てたいと、24年前、今世紀の幕がまもなく開こうとする時に開学しました。しだいに諸外国にも知られ、才能ある人たちが遠近からつどい、対話を重ねつつ学んでいます ――そう、数々の創造者を生み出した稀有の地、浜松の歴史と風土に思いをめぐらせつつ。皆さん、まずはこの一冊をご覧ください。実務型の人材を養成する大学豊かな人間性と的確な時代認識や社会認識を持ち、国際社会の様々な分野で活躍できる人材を養成する。社会に貢献する大学地域、国際、世代が教育研究の場で幅広く融合する「開かれた大学」として地域社会や国際社会の発展に貢献する。SUAC_003学長挨拶横山俊夫文化とデザインの力こそ
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