静岡文化芸術大学 大学案内 2025
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 国際文化学科 文化政策学科 デザイン学科 キャリアサポート 国際交流学費・支援制度/カリキュラム/入試情報/インフォメーションゼミ生の声 芸術文化学科 大学院 3つのセンター/ キャンパスライフ現地調査を通じて音楽と社会に向き合う担当教員 : 梅田英春 教授過去の音楽文化から「現代社会」を考える担当教員 : 奥中康人 教授残された美術作品に向き合う担当教員 : 片桐弥生 教授西洋の音楽文化・音楽と社会の関係を探る担当教員 : 上山典子 教授 ゼミ担当教員の声文化・芸術活動を担う人々や団体を見る担当教員 : 高島知佐子 教授現代芸術・視覚文化への理論的アプローチ担当教員 : 谷川真美 教授演劇・劇場の学問は現場から生まれる担当教員 : 永井聡子 教授舞台芸術創造環境と地域社会に関する研究担当教員 : 佐藤良子 准教授 博物館・美術館の機能と役割を考える担当教員 : 田中裕二 准教授劇作品を内(内容)と外(背景)から考える担当教員 : 稲山 玲 講師 西洋演劇の創造と国際演劇交流の研究担当教員:田ノ口誠悟 講師芸術文化を通して皆が憩える広場を創る担当教員 : 南田明美 講師西洋の美術作品から美術と社会の関係を考える担当教員:藪田淳子 講師3年次前期から始まるゼミナール(演習)では、共通の関心を持つ学生が集まり、毎週行われる授業のほか、現場研修やフィールドワークが企画されるなど、専門的な少人数の授業が行われます。担当教員が個別のアドバイスを行い、4年次には卒業論文の執筆に展開していきます。世界中の音楽は社会と深く関わっています。ゼミ生は民族音楽学の基礎を学んだ後、国内外で音楽に関するフィールドワークを一人で行い、その成果をもとに音楽と社会のつながりについて考えます。地方創生の掛け声のもとで ―「B級グルメ」や「ゆるキャラ」のように―音楽を利用するのはもうウンザリ。身近な音楽に目を配り、文化や芸術の枠組み自体を再考してゆくことを目的としています。日本美術史の基本的な研究方法を、実際に作品をじっくり見て、研究論文などを読むことで身につけます。残された美術作品が制作当時、何を意図して作られ享受されていたのかを明らかにすることを目指します。西洋を中心とする音楽文化や、音楽と社会、音楽と政治、音楽と戦争などをテーマに、基本文献から最新の論文までを読み、議論を重ねることで、知識と視野を広げていきます。ゼミナール(演習)とはゼミ紹介(一例)文化・芸術活動を経営の視点から分析します。フィールドワークを通して、現場の人々の工夫や苦労を学術的に紐解きます。近現代社会に関する文献を多読し、理論と現場から思考力・分析力を身につけます。多様な形態をみせる現代の芸術や、日常生活をとりまく様々な視覚文化について、芸術の歴史と思想を手がかりとしながらその本質について考え、私たちの生きる現代とはどういうものかを考えます。演出理念、空間、運営のメカニズムを分析する力を養います。帝国劇場、築地小劇場、東京宝塚劇場が海外の演劇史と作品を革命的に変えたように、観客が仕上げる演劇の本質を理論と実践から探究します。厳しい課題に直面する地域社会を踏まえ、音楽や舞台芸術を取り巻く環境・制度をテーマに、フィールドワークを交えた質的調査によって実態を把握し、国や自治体による支援のあり方を考察します。ゼミでは、音楽や舞台芸術分野を中心に、アーティストや企画・制作者をはじめとする担い手や、その方々の活躍の場である文化施設や音楽祭等と、地域との関わりに着目し、国や自治体の文化政策を検討します。文化芸術を生み出し、生業とし、守り育てていく環境について、学生の皆さんが実体験や研究を通して自ら感じ、考えたことを出発点に、地域社会で文化芸術活動を持続可能にしていくための方策を探っていきます。佐藤良子 准教授   舞台芸術政策論/地域文化振興論公立文化施設の運営について関心があり佐藤ゼミに入りました。新設ゼミということもあり、ゼミ生3人の少人数でじっくり学べるのも魅力です。現在は芸術文化振興基金の助成事業について研究中。調査方法としてインタビュー調査の理論を学び、ゼミで招いた文化財団の方に取材を行い、実践することができました。今後の自分の研究に取り入れていきたいと思います。社会のニーズが多様化し、博物館に求められることも変わり、運営には学芸員だけではなく多彩な人材が必要とされています。博物館が直面する現状と課題を認識し、博物館の最適な運営手法や社会的な役割を考えていきます。戦後日本の劇作家たちが生み出した作品の中から具体的な作品を取り上げ、そのテキスト、演出を分析します。加えて、上演当時の社会背景、制作環境を調査することで総合的に作品を考察します。台詞劇、オペラ、バレエ、ミュージカルなど西洋出自の舞台芸術の分析手法を学びます。また、西洋演劇の日本における受容、海外戯曲翻訳・翻案といった越境的な演劇文化の交流についても考察します。芸術文化を通して社会的弱者が声をあげやすい場を創るには、どのような要素が必要なのか。そもそも芸術文化の力とは何なのか。質的調査を通して、それらの問いを追究していきます。西洋の美術作品が生み出された社会背景や政治経済、各地域の文化交流に留意しながら、西洋美術史の基礎を学びます。先行研究を整理して作品分析を行い、美術と社会の関わりについて考えます。東村歌恩芸術文化学科 3年 三重県立四日市南高校出身※学生の学年表記は取材時(2023年度)のものです。SUAC_040一人ひとりが自分ごととして、地域における舞台芸術創造環境の「これから」を探究する少人数のゼミならではの密度の濃い学びが魅力。研究に必要な調査方法も身につけることができたゼミ(卒業研究演習一覧)

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