静岡文化芸術大学 大学案内 2025
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FacuDesign/Departlty of ment of Designデザイン学部/デザイン学科作品名/無意識のうちに荷物が管理できているアプリ『OUTBAG』インタビューを通して分かった、持ち物をなくすかもしれないという不安感に着目し、アプリで持ち物の出し入れを管理してカバンの中にある持ち物を確認できるものを提案した。このアプリで必要な持ち物がカバンの中に確実にある安心感を届けることを目指した。デザイン学科 3年 名城大学附属高校出身(愛知県)高校の頃、映像の仕事に興味があり、進路に悩んでいたところ、担任教員から「他の大学と違う面白いことができるのでは」と紹介されたのがSUAC。デザインについては、ほぼゼロからのスタートでしたが、1年次から先生方に直接フィードバックがもらえる環境の中で、力をつけていくことができました。2年次のインターフェイスを学ぶ授業で、ユーザーとつながるUI・UXデザインを学んだことが一つの転機に。「美しいものづくり」というデザインの概念とは別に、「なぜ」を掘り下げる思考をベースとするデザインに出会えたことは私の財産です。今、興味を持って学んでいるUI・UXデザインでは、ユーザーが抱える課題の本質を見つけ、それを改善するアイデアを提供し、心地よさを感じてもらえるシステムやサービスを生み出すことに魅力を感じています。演習で取り組んだアプリの制作でも、日常で感じた出来事から「あったらいいな」と思うサービスを考えて、形にしていきました。元々、現状分析をするのが好きだったので、リサーチをしっかりしてからアイデアを組み立てていくUI・UXデザインを通して、やりたいことが広がっていく感じです。目標や特技も様々な学生が集まるSUACで世界を広げてみてください。「誰かを笑顔にできる仕事に就きたい」という漠然とした思いから、モノやコトに関われるデザインに興味を持ち、プロダクトデザインを学んでいます。SUACのいいところは、少人数制のため先生との距離が近く、気軽に相談しやすいこと。3Dプリンターを使っての制作が上手くできずに悩んでいた際、素材の特性や操作についてアドバイスをいただき、課題をクリアできました。周りに「いいものを作りたい」という思いの学生が多く、教室が閉まるギリギリまで友達と居残り、作業を続けたこともしばしば。好きなことにのびのび取り組む日々を楽しんでいます。3年次に参加した日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)が主催するコンペの学生部門では、作品を審査員の前で発表する機会があったのですが、高山ゼミでプレゼンテーションの指導を通して身につけた「伝える力」が発揮できたと感じています。最高賞の評価をいただき、達成感を味わうこともできました。ものづくりは、デザインする力だけでなく、ユーザーの声を聞いたりする「調べる力」やコンセプトを「考える力」など、一つひとつのプロセスも大切。自分が作ったもので、使う人が笑顔になり、楽しい思い出をつくれるようなものづくりに挑戦していきたいです。作品名/インドネシアの食文化に関するデザイン提案インドネシアは9割近くがイスラム教で、断食文化がある。調査や現地学生へのインタビューで、昼間の断食の反動で夜の食事を食べ過ぎてしまうこと、本来の目的とは異なるが断食期を利用してダイエットを行う人もいるということを知り、断食期に食べ過ぎを防ぐ楽しいアイテムを提案しようと考えた。持ち歩いても飾っても可愛いアイテムを目指した。デザイン学科 3年 愛媛県立宇和島南中等教育学校出身作品名/風景を着る〜型染で楽しむ遠州の風景シャツ〜「遠州の魅力を着て、見て、肌で感じる型染めシャツ」をコンセプトに、遠州の風土を染めで表現し、その魅力を伝える洋服を制作。身につけることで遠州織物の風合いや着心地を肌で感じられると共に、着物のように目で見ても楽しい服を目指した。デザイン学科 4年 岐阜県立加茂高校出身入学時に学びたいことが漠然としていても、1、2年次で幅広くデザインを学び、自分の興味のある分野を深めていける、それがSUACに進学した理由です。オープンキャンパスの際に感じた、穏やかで創造的な雰囲気も決め手となりました。手を動かすものづくりが好きだったので、様々な素材の特徴や加工方法が学べる演習は積極的に受講。2年次、かわ先生の授業で、絵本やイラストレーションといった「物語る」グラフィックデザインに触れ、その世界観に共感し、産学連携事業による絵本カレンダー制作にも参加しました。今はゼミで、手仕事とデザインの融合で面白いことができないか模索中です。レーザー加工からガラス加工まで様々なものづくりに取り組める設備が整った環境で、加工方法を学び、デザインに対する考え方も広がりました。耐熱ガラスに触れたことでガラスにも興味を持ち、授業外でも自主制作に取り組むように。教員からのアドバイスもあり、耐熱ガラスのアクセサリーの企画販売をする会社への就職につながりました。SUACは「作ること」が好きな人には素晴らしい環境です。授業や施設の充実はもちろん、ものづくりが好きな仲間が集まった環境も最高! いろいろな価値観や学びに出会いながら、自分の「好き」を大切にして頑張ってください。SUAC_059「なぜ?」を考えるのが好き。UI・UXデザインで人を幸せに笑顔になれるものづくりをプロダクトデザインでグラフィック×ガラス自由に、自分らしい表現を鈴木美優香 SUZUKI Miyuka兵頭柚衣 HYODO Yui肥田実祝 HIDA Minori学生たちからのメッセージ

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