SUACデザイン学科の篠田さんは、日本の常識が通用しない異文化に身を置き、何かを作り上げてみたいという思いから、海外協定校のBESIGNへ1年間、留学しました。印象に残っている授業は、BESIGNが提携している企業とのパートナーシッププログラム。「デザインアプローチが企業的なビジネス視点であることがSUACと大きく違う点で、面白く勉強になりました」。留学中は英語で授業や課題に取り組む必要があるため、篠田さんの英語力や適応力は飛躍的に向上。グローバルな価値観も身についたといいます。「帰国後すぐ、外資系広告代理店の長期インターンに参加したのですが、海外を視野に入れた就職活動は、留学経験がなければありえなかったと思います」。旅行者としてではなく、現地に住み、現地の人と関わることで初めて分かるものがあることを実感した篠田さん。「知るだけではなく理解する。見るだけではなく体験する。世界を肌で感じてみてください」。SUACでは日本人学生や多様なバックグラウンドを持つ学生、外国人留学生が共に学んでいます。フランスのデザイン系大学BESIGNからの交換留学生ぺルラさんは、デザイン学科の学生と共に、専攻している建築系を中心に、彫金、モックアップなど、ものづくり系の授業に加え、写真や映像メディアなど新たな分野も学んでいます。「留学前は不安もありましたが、授業では先生が英語の資料を用意してくれたり、周りの学生がサポートしてくれたり。フレンドリーな環境に助けられています」。ペルラさんをはじめ外国人留学生との交流は、SUAC生にとっても語学力の向上や積極性、多文化を理解する機会にもなっています。「言語や文化が異なる新しい環境に身を置き過ごした日々は、学問だけでなく個人的にも成長でき、一生の宝物。SUACで学んだデザインの新しいテクニックや新しいアプローチ、新しい視点はフランスに帰国後も活かせると思います。留学したいと考えているなら、吸収力のあるうちに挑戦してみてください」。SUACでは「国際社会に貢献する開かれた大学」の実現に向けて、海外の多様な大学と提携を結び、グローバルに活躍できる人材の育成を目指しています。留学中に修得した単位がSUACでの修得単位として認められる長期の交換留学や、春季・冬季の休暇を利用して、現地で外国語や海外文化に接することができる短期の語学研修や文化体験プログラムなど、様々な留学制度によるサポートでグローバルな視点を持つ人づくりに取り組んでいます。日本語が通じない環境で価値観もグローバルに成長世界各国から集まる留学生SUACで学び、交流する日々世界とつながる国際交流様々なスタイルでサポート世界に広がる留学先留学支援制度も充実静岡文化芸術大学には、短期留学(長期休暇を利用した語学研修やデザインサマースクール等)から長期留学(1学期以上の海外協定校への交換留学・交流留学)まで、豊富な留学プログラムが用意されています。また、本学学生の留学支援のための奨学金制度や留学生活をサポートする危機管理サービスも用意。海外からの留学生への支援制度もあります。Pick UpSUACの特色巻頭特集 _知と実践の力 1 学びのキーワード 2 学びの現場 3 学びのその先へ留学した先輩たちの声をまとめました!「 」SUACでは、留学体験者の声を取材した「留学SUAC VOICE」をこの春発刊。留学を考える学生に役立つ情報を発信しています。公式Webサイトでも、先輩たちの留学レポートを紹介する「留学近況レポート」や、先輩が留学体験を動画で語る「留学体験談」など、リアルな情報を届ける体制を整えています。BESIGN The Sustainable Design School (フランス)3 年デザイン学科3年岐阜県立岐阜工業高校出身※学生の学年表記は取材時(2023年度)のものです。SUAC_006Perla Chamoun ぺルラ・シャムン篠田泰成
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