長崎県立大学 広報誌「クローバー」 2014 vol.8
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 今回の語学研修は、「これまでの人生でいちばん楽しい体験だった」と、断言できます。 カナダの美しい町並み、豊かな自然、ホストファミリーの心づかい、現地で知り合った友だちとの交流、学生参加型の活発な授業。とにかく、体験すること、目に映ることのすべてが新鮮で、道を歩くだけでもワクワクするほど。もちろん、ホームシックなんてまったく無縁でした。「語学研修」は、「人間研修」。「人としての成長」が、本当の成果です。研修をとおして、言語の本質を実感。コミュニケーションのポイントは、自ら話しかけていく姿勢。国際情報学部 国際交流学科2年長崎県 諫早高等学校出身 言語というものの本質についても深く理解できました。言葉は相手と自分をつなぐ最も大切なツールです。出会いのときの“How are you doing?”、別れ際の“Have a nice day.”。そんなひと言を添えるだけで、お互いの気持ちが通じ合う。それを実感しました。 研修を成功させられるかどうかは自分次第です。たとえ英語に自信がなくても、ホストファミリーや友人に積極的に話しかけ、笑顔と大きな声で接する。そうした努力によって充実度はグンとアップします。要するに、語学研修とは「人間研修」なのですね。異なる環境で、人としての自分をどれだけ成長させられるか。それが、研修の本当の成果なのだと思います。 いまの私の夢は、海外で就職すること。いろいろな困難を克服しながら生活し、精神的にタフになりたいですね。ホストマザーとルームメイト。彼女たちのおかげで、充実したホームステイになりました。ランガラカレッジの学生たち。活発で明るい仲間との交流は、忘れられない思い出です。大川 伽耶さんバンクーバー(カナダ)/ランガラカレッジ【研修先】2014年8月7日~8月31日(24日間)【研修期間】 海外ビジネス研修にトライしてみたいと思ったのは、将来、海外で働きたいと考えていたからです。 まず、福岡銀行でシンガポール全般についての講義を受け、市場調査も体験しました。次に、JETROとJCCIでシンガポール経済の現状と今後の動向について教えていただきました。 その後、伊勢丹に移って地下の食品売場に「アジア経済の中心地」、その実態を肌で感じました。経済学部 流通・経営学科3年熊本県 人吉高等学校出身配属。商品の配列や袋詰めなどを担当しました。伊勢丹での最終日には紳士服フロアに立ち、実際に接客をさせていただきました。 現地で驚いたのは、フェラーリやランボルギーニなどの超高級車が普通に走っていること。「やはりここは、世界中のお金が集まる国なんだ」と感じました。その一方で、サービス業や小売業の現場には現地の人は少なく、外国から来た労働者に支えられている。この貧富の差も、この国の実態なのだと感じたものです。 研修でものをいうのは、やはりコミュニケーション能力ですね。言葉自体はそれなりに伝わりますが、自ら積極的に話しかけていく姿勢がなければ本当の交流は難しい。これがポイントだと痛感しました。 今後は、この経験を就職活動に生かして、旅行代理店や保険業界、映画配給会社などに挑戦してみたいと考えています。出発式の様子。研修の“第1期生”としての期待に応えたいと思いました。安達 広徳さんシンガポール/福岡銀行シンガポール駐在事務所・シンガポール伊勢丹など【研修先】2014年8月20日~8月29日(9日間)【研修期間】【体験した仕事】金融業、小売業配属。商品の配列や袋詰めなどを担当しました。配属。商品の配列や袋詰めなどを担当しました。合計9日間。楽しく、有意義なインターンシップでした。02

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