長崎県立大学 広報誌「クローバー」2015 vol.9

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新学部・新学科に関するQ&AAQ1実践経済学科は、経営学科とどのような違いがありますか？Q2国際経営学科と国際社会学科の違いを教えてください。Q3情報システム学科と情報セキュリティ学科の学びと進路について教えてください。Q4海外や国内企業等でのインターンシップについて教えてください。AAA再編する長崎県立大学。「学部はどんな違いがあるの？」「海外インターンシップって何？」皆さんが抱えている様々な疑問にお答えします！どちらの学科に進学しても、汎用性のある情報科学や情報工学の基礎をしっかり学ぶことができます。情報システム学科は、社会の様々な場面で求められ、かつ使えるコンテンツ（アプリ、CG、Webなど）を作ることができる人材を育成します。モバイルアプリケーション開発演習、CGアニメーション演習、Webデザイン演習などが開講されます。進路としては、IT関連企業、CG制作会社、Webデザイン会社などがあげられます。情報セキュリティ学科は、現代社会でなくてはならないコンピュータネットワークシステムの安全を担保・確保する（ハッカーからの攻撃を防御する）ための技術力が身につく学科で、ネットワークセキュリティ、セキュアサーバ運用演習、情報セキュリティマネジメントなどが開講されます。将来は、企業のセキュリティ部門をはじめ、公務員（サイバーテロ部門）、セキュリティコンサルティング企業などでの活躍が期待できます。実践経済学科という名称には、経済の学習を実践的に、そして地域経済との関連を重視するという思いを込めています。この学科では、生活に必要な物やサービスが、どのように生産され流通をへて、家庭で消費されるのか、マネーはどんな役割を果たしているのか、その仕組みを学びます。金融、財政、経済政策なども含めて、いわば「鳥の目」で経済全体を俯瞰的に理解できることを目指します。さらに、統計についても基礎を学び、データを読み取る力を身に付けます。経営学科では、私たちが日々利用するお店の商品や、それを提供する企業の観点から経済活動を学びます。何か事業を行う場合、それに必要な資金はどうするのか、協力者の役割分担をどうするのか、取引はどうすればいいのか、情報はどうやって集め分析するのか等、マネジメントを基礎から学びます。企業で積極的に活躍するためには会計の知識も必要です。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」に描かれているように、会社の仕事だけでなく、クラブ活動や学校・病院などで仕事をするうえでも役に立ちます。国際経営学科は、国際的なビジネスの現場で働くために必要な、世界規模の経済の動きやグローバルに活動する企業の経営方法、会社の仕組みを学びます。国際社会学科は、国際政治や国際社会の構造、現状などについて多面的に理解する力を高め、またメディアに関する知識を習得し、自らの意見を発信する能力を身につけます。従って卒業後の進路は、国際経営学科は商社など海外に展開する日本企業や外資系企業を、国際社会学科は自治体の国際部門や航空会社、旅行会社など海外との接点がある機関・企業、そして、放送局や新聞社、広告代理店などを想定しています。また、高い語学能力を身につけ、幅広い国際感覚を養うために、両学科とも「海外語学研修」を実施し、さらに国際経営学科では、海外で国際ビジネスを体験する「海外ビジネス研修」も実施します。どちらかに入学を希望する人は、学びたいこと、将来の進路を考慮したうえで選択してみてはいかがでしょうか。本学では、実践的な教育の一環として、学生の「社会人基礎力」養成のため、必修または選択科目として、国内外での長期インターンシップをカリキュラムに取り入れています。国際経営学科における海外ビジネス研修は、シンガポールやベトナムに進出している日系企業などにおいて、約３週間の就業体験を行います。平成27年度には試行的に18名の学生がシンガポールとベトナムで就業体験を行いました。実践経済学科における企業インターンシップでは、佐世保地区の企業で1ヶ月程度の就業体験を行います。平成27年度は試行的に11名の学生がハウステンボスでの就業体験に取り組みました。その他、経営学科では「道の駅」など、公共政策学科では官公庁など、国際社会学科ではマスコミや旅行会社など、情報システム学科と情報セキュリティ学科ではIT関連企業など、それぞれの学部学科で長期インターンシップを予定しています。05