長崎県立大学 広報誌 clover学部・学科再編特別号
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思考力、判断力、表現力思考力、判断力、表現力学部・学科再編のねらい 近年、18歳の人口減少が加速している一方で、グローバル化や情報化の進展に伴い、産業界からは「主体的に考え、課題を見つけ、的確な対応ができる若い人材」が求められています。大学に対しても、そうした人材育成のための改革プランなどが求められています。このことから本学では、課題の発見力など社会人としての基礎力、社会のグローバル化や情報化に対応する能力を持つ人材育成を目指し、学部・学科の再編を行います。「3学部7学科から、5学部9学科に変わります」佐世保校シーボルト校※( )内は入学定員です。再 編 後現在の学部・学科構成地域創造学部(250人)公共政策学科(120人)実践経済学科(130人)経済学部(450人)経済学科(150人)地域政策学科(150人)流通・経営学科(150人)経営学部(200人)経営学科 (140人)国際経営学科(60人)※うち、アカウンティング コース10人看護栄養学部(100人)看護学科(60人)栄養健康学科(40人)国際情報学部(140人)国際交流学科(80人)情報メディア学科(60人)国際社会学部(60人)国際社会学科(60人)情報システム学部(80人)情報システム学科(40人)情報セキュリティ学科(40人)学長 太田 博道Message※看護栄養学部には変更はありません。 本学は、「人間を尊重し平和を希求する創造性豊かな人材の育成」、「長崎に根ざした新たな知の創造」、「地域社会、国際社会への貢献」を目指しています。長崎県は風光明媚な自然に恵まれ、数多くの島嶼を有する特色ある地域です。また、古い時代には大陸へと通じ、近世においてはヨーロッパへ開かれた唯一のGatewayとしての機能を果たしてきました。そして現在は、発展するアジアと向き合っています。 これらの他に例を見ない地理的・歴史的・文化的特徴を教育に十分に生かしていきたいと考えています。これからの教育には「主体的に学び、経験しなかった状況にあっても対応できる人材」の育成が極めて重要です。そのためには、知識伝搬型の講義だけでは不十分で、学生諸君の主体性を生かした能動的学修とそれを鍛え、導き出す教職員の努力が欠かせません。 本学は、その実現のために組織を大幅に改編いたします。 佐世保校の経済学部を経営学部と地域創造学部とし、それぞれ経営学科と国際経営学科、公共政策学科と実践経済学科の2学科の体制にします。シーボルト校は、国際情報学部を2学部に分け、国際社会学部と情報システム学部とします。前者は国際社会学科の1学科。そして後者は情報システム学科と情報セキュリティ学科からなります。看護栄養学部は組織的には従来通り看護学科と栄養健康学科で改編はいたしません。 実践的な教育としてPBL(Project Based Learning)、e-learningをはじめ、講義でも能動的学修の要素を取り入れ、また新聞を活用して現代社会の動きを追いたいと思います。さらに、インターンシップ、研修、フィールドワーク、調査のためにキャンパスの外はおろか、海外にもどんどん出かける機会を増やすなど、さらに充実させていきます。01
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