長崎県立大学 広報誌「クローバー」2019 Vol.16
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新たに学長に就任した木村 務先生に、県立大学の魅力や今後の展望を伺いました。新学長に聞きました。いま学生に伝えたいことCHANGEFUTURE 同じ長崎県内でも、長崎と佐世保は、昔風の学生気質でいえば「ハイカラ」と「バンカラ」のような風土に根ざした気質の違いを感じることがあります。 大学の魅力のひとつに多様性(diversity)がありますが、2つのキャンパスからなる本学は、多様性の力を発揮できる大学だと思います。 本学には「しまなび」をはじめ、国内外のインターンシップなど、独自の実践的教育プログラムが数多くあります。どれも長崎に根ざしながらもグローバルに、そして実践的に学ぶことができるのが特徴です。こうしたプログラムを通して本学の人材育成の目標であるKEN-SUN力を身につけ、それぞれの夢を現実のものにできるのが、県立大学の大きな魅力だと思います。佐世保校、シーボルト校の2校がある県立大学の魅力は?県立大学だからこそ学べることを教えてください。4年間で学生に身に付けてほしい「力」は何ですか。 地域で活躍する学生が増えていることです。学生の行動力とアイデアは自発性に富み、地域の活性化の一翼を担い始めています。例えば、映画研究会が宇久島を舞台に映画製作に取り組んだり、佐世保市の消防団に所属し、地域の防災力向上のために反射材付きのベストを考案したりと、その活動は多岐にわたっています。地域とともに成長できる環境があることは本学の大きな強みです。 ずばり「KEN-SUN力」です。「KEN-SUN力」とは長崎で地域を理解するとともに、世界の中のNAGASAKIを知ることで、グローバルに交流しながら地域・国際社会に貢献し、平和を創る力のほか、以下を掲げています。知識と知恵…未来を生き抜く知識を修得し、それを知恵として活用する力尊重と主張…他者を尊重するとともに、自己を主張し、協働・共生する力想像と創造…物事を多面的・俯瞰的にとらえる想像力と新しい知を創造する力挑戦と継続…未知の課題に挑戦しつつ、学びを継続する力自立と自律…自立した生活と自律的な学びをする力学びの面以外での、県立大学の魅力を教えてください。1

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