長崎県立大学 Campus Guide Book 2021
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情報セキュリティ学科の特色 今や情報システムやインターネットは、日常生活や企業活動に欠かせないものになりました。私たちはその利便性と豊かさと引き換えに、個人情報の漏洩やサイバー攻撃などの大きな危険に晒されています。情報セキュリティではこの危険をあらかじめ予測・分析し、必要な対策を施行。万が一のトラブルを最小限の被害で抑えることで、安全安心の社会生活を創造・維持します。 経済産業省の資料によると、2020年には情報セキュリティ人材が19.3万人不足すると言われています。本学科では2021年から定員を現在の40人から80人に倍増する予定です。社会の役に立つ技術者となるべく、常に自ら学ぶ意欲のある学生を歓迎します。学科長メッセージ社会の役に立つ一流の情報セキュリティ技術者に。専門分野:暗号技術主要担当科目:暗号プロトコル学位:博士(工学)情報システム学部 情報セキュリティ学科Department of Information Security学科長 松崎なつめセキュリティ技術者の育成情報セキュリティ学科 4年STUDENT’S VOICE山口県/下関西高等学校 出身夏井 ひかるさん情報セキュリティ技術者として、企業の第一線で活躍できる職業人の養成を目指すため、IT技術に関する幅広い知識とともに、重要な情報を守るシステム構築の方法や情報管理の仕組みなど、情報セキュリティに関する知識・技術について深く学びます。これらの学びで、情報セキュリティのプロとしての高い専門性と実践力を身につけます。実践的な教育社会で即戦力として活躍できるよう、通常の講義・演習に加えて、セキュリティキャンプやITキャンプなどへの参加、情報セキュリティ関連企業への長期インターンシップ、情報技術に関する国家資格の取得などの実践的な教育を行います。 情報が氾濫する現代において、今後はサイバー攻撃への対策が重要であると感じこの学科を志望しました。授業では情報セキュリティの基礎知識のほか、サイバー攻撃の仕組みから対策まで大学の機器を使用して実際の攻撃に近い形で演習します。少人数制のため分からないことがあっても先生に個別で相談しやすく、専門分野を深く掘り下げることができる環境です。暗号学を身につけ、将来はセキュリティ対策の仕事で社会に貢献したいと思います。ことができる環境です。暗号学を身につけ、将来はセキュリティ対策の仕事で社会に貢献したいと思います。サイバーセキュリティ対策を学ぶ「セキュリティ演習室」。 インターネットは日常生活に欠かせないものとなり、個人情報の漏えいやサイバー攻撃などへの対策が大変重要なものとなっています。しかしネットの世界で起きていることが、具体的にどのような仕組みになっているのかを目にすることはなかなかありません。そこでセキュリティ演習室では安全な仮想環境を利用して攻撃・防御の演習や実際にインターネット上で行われている攻撃の観測など、実践的な演習を行うことができる最新の環境を用意しています。これらを活用し、ネットの世界を体感することで、サイバーセキュリティ対策の基礎を修得することができます。学びのTOPICS情報セキュリティ学科のKEN-SUN力51

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