公立諏訪東京理科大学 大学案内2023
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32画像や音声など、様々な情報処理技術知能情報処理/音声言語工学水野 秀之 教授立体映像もより身近に。次世代映像表示システムホログラフィ/光情報処理/高臨場感映像システム山口 一弘 准教授ビッグデータの解析から、個人に合わせた運転支援を機械学習/画像認識橋本 幸二郎 講師基礎教育担当遠藤 文佳 助教教育現場の学習成果予測に、人工知能を活用VR技術の基礎研究と、医療分野での応用細胞の画像解析で、医療分野に貢献するデータ解析技術教育工学/情報教育尾崎 剛 准教授バーチャルリアリティ/データサイエンス山口 武彦 准教授データエンジニアリング/細胞トラッキング深谷 将 助教高機能なインターネット技術と地域産業への活用信頼できる、安全な通信技術の実現へVR空間で、臨場感のあるコミュニケーションを可能に暗号・セキュリティ/ネットワーク杉田 誠 准教授多端末接続時における高信頼無線技術/無線通信環境評価技術征矢 隼人 講師バーチャルリアリティ空間内での臨場感のある体験松田 勇祐 助教スマートフォンの普及で簡単に取得が可能になった、画像や加速度、地磁気等の様々なデータ。こうしたデータから様々な情報を抽出・識別するための知能情報処理技術の研究や、音声やテキストなどにより人間に適切に情報を提示するための研究も進めています。パソコンやスマートフォンなどに使われている無線通信技術、光情報を完全に記録するホログラフィ技術を活用した次世代の映像表示システムを研究。ハード・ソフトの両方から、空中に浮かび上がる立体映像の生成・伝送・表示システムの開発を目指しています。ユーザや環境に自律的に適用し動作可能なシステムの設計論を研究しています。自動車の運転行動を例に挙げ、交通状況の地域差やドライバーの運転能力の個人差等をビッグデータより解析し、ドライバー個人に合わせた運転支援を提供できるシステムを開発しています。教育に情報機器が使われるようになり、学習中の態度や思考、学習の順序など、学習に関する様々な情報を入手することができます。これらの情報を機械学習などで分析し、得られた情報をもとに学習・教育を支援する方法を研究しています。VRの世界に入り込んでいる感覚=没入感を高めていくというVR技術の基礎研究と、さらに認知症の前駆段階である軽度認知障害(MCI)の早期発見技術、スクリーニングに使用されるmicro-errorの工学的モデル化に関する研究などを国内外の研究機関と共同で行っています。研究データを解析することで、活用の幅を広げる方法を研究しています。例えばウイルスに感染した細胞のタイムラプス動画では、画像解析によって細胞を検出・追跡する方法を開発しており、これにより感染によって起こる形や動きの変化など、ウイルスの隠れた性質を明らかにできます。暗号・セキュリティ技術をベースに機械学習を活用した、高機能暗号技術、顔や筆跡などのバイオメトリクス認証技術、ハードウェアセキュリティ技術、暗号プラットフォーム構築技術、ネットワークセキュリティ技術、マルウェア解析技術の研究を行っています。あらゆる人やモノが多数同時接続した環境における信頼性の担保された通信の実現を目指し、通信状況の観測方法、統計的手法を用いた観測データの分析による将来的な通信状況の予測手法などの研究を行っています。また、社会課題に応じたアプリケーション開発も行います。直接会わずとも人同士がVR空間内でコミュニケーションをとることは今の技術でも可能ですが、実際のコミュニケーションと比較し臨場感に欠けます。そこで、現実世界とそれほど乖離のないVR空間でのコミュニケーションツールの開発を目指しています。

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