公立諏訪東京理科大学 大学案内2023
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34解析2022年3月卒業設計DX・AI検証実験そして、課題にぶつかったときに、その解決策を自分で導き出すスキルも研究を通して身についたと思います。今後、自分で考えてやっていく中でつまずくこともあると思いますが、そこでどう対処するかというのが、モノづくりや研究を行う上で大切だと感じています。試作寿命が長く、高速・高出力化を可能にするベアリングレスモータ。大容量エネルギーを貯蔵できる新素材“カーボンナノチューブ”。熱中症の監視など、ヘルスケアを支えるウェアラブルセンサ。ロボットエネルギー航空・宇宙次世代農業機械工学電気電子工学次世代自動車機械電気工学科の紹介ページはこちらStudent’s Eye専門知識を学ぶ2つのコース。そしてその融合による新しい技術の創生。2年次の前期までは先進機械コースと電気電子コースがともに共通のカリキュラムで学び、2年次の後期からコースを絞り込んでいきます。4年次の卒業研究では再びコースの垣根をなくし、同じ研究室の中で両方の個性を持ち寄り、協力しながら研究を進めます。学びを形にし、実現することで未来を変える。今まさに生活の中で直面している問題・課題を解決するためにも、その解決策を、実際の「モノ」として作りあげることが重要です。夢に描く未来のテクノロジーも、それを形にするのは機械電気工学分野の力です。モノづくりのための技術や素材を開発し、実現へ向けての検証を重ねることで、“触れることができる”未来をつくります。研究室で磨くチカラつまずいても、解決策を自ら導き出すこと。笹山 毅さん大学では、過疎地域などでの輸送利用を目的とした、ドローンの研究を行いました。市販のドローンを調査し、飛行性能の推算や評価、さらに試設計したドローンに関する推算・評価・考察を行いました。この中で、モノづくりの基本的な流れを身につけることができました。研究成果を社会へ発信するために、4年間を通して学ぶプレゼン力。研究で得たものを、説得力のあるプレゼンテーションで相手に伝えることは大切です。スライド形式や、ビジュアルとセットでまとめたポスターによる発表なども取り入れ、口頭での説明やスライドの構成も含めて指導。研究の内容だけでなく、表現力も身につけ、学会での発表を目指します。考えや知識を目に見える形にし、得られた事実と向き合う。機械電気工学の分野では、コンピュータ上のシミュレーションだけでなく、試作、実験で得られた現象や事実を評価・検討することが大切です。頭に描くプランを形にして実現する力や、失敗してもそこから学ぶ姿勢を、研究を通じて身につけます。これらは実社会で大いに生かされます。学科の特色学びの先に見える価値機械工学・電気工学の基礎Skill

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