公立諏訪東京理科大学 大学案内2023
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26382022年3月卒業主体的に学び、伝える。実験と研究の基礎を身につける1機械工学に関する各専門領域の基礎実験を通して、現象を定性的・定量的に把握します。実験結果をまとめたレポート提出や、パワーポイントを用いた口頭発表を行い、自ら調べ、考え、成果をまとめ、わかりやすく伝える能力を身につけます。航空機と力学の関係をはじめ航空工学の基礎を学ぶ4空気力学特性を中心に、航空機に働く空気力および機体の運動特性について学びます。飛行に関する原理や現象を理解し、航空機の空気力学と飛行性能、姿勢制御手法の修得、さらに、航空機の飛行性能を評価する手法を身につけます。生命・財産を守る構造体を作る、安全第一の材料の基礎研究どんな物質も変形速度を極端に大きくすると、それに抵抗する力が大きくなります。本研究室では、固体の高速変形によるそのような抵抗の増加分を精密に測定する研究を行い、生命・財産を守る設計に役立ててもらっています。次世代半導体デバイスの実現へ。材料や薄膜形成を探る大型の超高真空装置を用いて、これまでに使用されていない材料の組み合わせで次世代の機能性薄膜を形成すること。さらに、次世代の半導体デバイスを、十分に整った環境でない場所でも簡単に形成すること。これを主軸テーマに研究を行っています。グループの中で自ら考え、そして協力して取り組む実験課題エレクトロニクス・材料、通信・情報・コンピュータ、そして、制御・エネルギーの各分野から選定されたテーマについて実験を行います。実験内容のプレゼンテーションや、各種資料の制作を含め、研究発表に関わる一連の作業を体験します。電気電子系の研究の基礎的な知識、電子回路について学ぶ5トランジスタを用いた回路を扱い演習を行います。増幅回路の周波数特性や負帰還増幅回路の解析、演算増幅器の計算や、コンピュータによるシミュレーション実習を行い、電子回路分野の理解を深め解析力を養います。人の官能評価に類似した、AIによるニオイの分類人の鼻の中のレセプター蛋白の反応結果を、パターン認識しニオイのかぎ分けを行っています。人の代わりにセンサの出力値により、ニオイの分類を行っています。色々なニオイのセンサ出力値をAIに覚えさせ、未知のニオイ分類システムの開発を行っています。AIによる効率的な農薬探索手法の開発既存の農薬開発では、多くのコストや環境への影響が課題となっています。本研究室では、農薬の構造特徴や生物活性データを数値化し、AIに学習させることで、迅速かつ環境負荷の少ない新しい農薬探索システムの開発を進めています。アイデアを形にするための3機械設計の技術機械の設計について意志とアイデアを盛り込んだ設計を行い、設計書、図面作成を通して、機械設計技術者としての基礎的な能力を身につけます。与えられた要求仕様に基づき、基本設計書の作成やCADを用いた3Dモデル、図面の作成を学びます。加速する電気×磁気の技術、AI×磁気浮上へ磁気浮上モータは、磁気の力で回転軸を非接触で支持するモータです。当研究室では磁気浮上モータの磁気回路や制御系の設計、試作、実験・評価を行います。浮上制御ではAIを取り入れた"AI×磁気浮上"も始めました。機械工学実験(RCカー) 航空力学と飛行の原理板橋研究室王谷研究室電気電子工学実験3(ワイヤレス給電) 電子回路1演習上矢研究室来須研究室機械工学設計製図1(CAD) 学科学生紹介[機械電気工学実験]一般的な基礎も、専門知識も学べる佐久間 晴希 さん4年この授業では、エンジニアとしての基礎的な力が身につきました。例えば、ExcelやPowerPointの操作や、プレゼン力、コミュニケーション能力など、社会に出て必要となる力を身につけることができたと思います。また、あらかじめ学んだ内容について実験ができるので、楽しみながら勉強できました。座学と実技があり、理解しやすく、知識の定着率が高いと感じます。大島研究室研究室学生紹介自由な発想で研究に打ち込める研究室[大島研究室]新海 満科 さん非接触で回転子を支える、磁気浮上式ベアリングレスモータの研究を行いました。研究室は自由な雰囲気で、既存の方法にとらわれない発想を実現できます。ある課題に対して調査し、自ら提案するアイデアによってそれを解決したときは大きな達成感を感じました。先生も新しいことに寛容で、個人の創造性を活かせる研究室だと思います。授業ピックアップ研究室ピックアップ

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