機械工学・電気電子工学の基礎34設計解析DX・AI検証試作実験今まさに生活の中で直面している問題・課題を解決するためにも、その解決策を、実際の「モノ」として作りあげることが重要です。夢に描く未来のテクノロジーも、それを形にするのは機械電気工学分野の力です。モノづくりのための技術や素材を開発し、実現へ向けての検証を重ねることで、“触れることができる”未来をつくります。私は、「長野県で発生した二輪車単独事故の研究」をテーマに、交通事故統計データを用いて二輪車単独事故の特徴を解明する研究を行いました。この研究を通して、粘り強く、幅広い視点で分析をする力が身に付きました。研究では、大量にある事故データにExcelでフィルターをかけてデータ分析していきますが、フィルターのかけ方によって特徴的な要因の絞り込みができ、様々な視点から分析を行う必要がありました。一つを試して、だめだったら次の視点からまた試す、を繰り返し、根気強く取り組めたと思います。2023年3月卒業 [國行研究室]交通事故再現シミュレーションPC-Crashを用いて、事故の状況をコンピュータ上で再現。学科の特色学生の声|研究室で磨くチカラロボット機械工学次世代自動車エネルギー電気電子工学航空・宇宙次世代農業機械電気工学科の紹介ページはこちらうまくいかない時でも、視点を変えながら、最後まで粘り強く。石川 莉那さん専門知識を学ぶ2つのコース。そしてその融合による新しい技術の創生。2年次の前期までは先進機械コースと電気電子コースがともに共通のカリキュラムで学び、2年次の後期からコースを絞り込んでいきます。4年次の卒業研究では再びコースの垣根をなくし、同じ研究室の中で両方の個性を持ち寄り、協力しながら研究を進めます。学びを形にし、実現することで未来を変える。研究成果を社会へ発信するために、4年間を通して学ぶプレゼン力。研究成果を、説得力のあるプレゼンテーションで相手に伝えることは大切です。スライド形式や、ビジュアルとセットでまとめたポスターによる発表なども取り入れ、口頭での説明やスライドの構成も含めて指導。研究の内容だけでなく、表現力も身に付け、学会での発表を目指します。考えや知識を目に見える形にし、得られた事実と向き合う。機械電気工学の分野では、コンピュータ上のシミュレーションだけでなく、試作、実験で得られた現象や事実を評価・検討することが大切です。頭に描くプランを形にして実現する力や、失敗してもそこから学ぶ姿勢を、研究を通じて身に付けます。これらは実社会で大いに生かされます。「本気」の学びの先に見える「価値」
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