海外留学生受入れ制度世界各地から留学生を受け入れ、グローバルキャンパスづくりを推進していますグローバル教育プログラム日本語授業留学生向けに、初級・中級・上級・超級と学習レベルに応じた日本語授業を開講、外国語によるワークショップも行っています。留学生相談室専門の相談員が日常生活、医療、ビザについてなど、留学生が抱えるさまざまな疑問や悩みごとについて相談に応じます。チューター制度交換留学生受入れ入学1年目の対象留学生には、専攻分野に関係がある学生チューターが配置され、大学の授業や日本での生活を個別に支援します。学生交換協定のある海外の大学から留学生を半年又は1年間受け入れ、首都大の授業を提供しています。英語による授業科目や日本語習得科目のほか、日本語で実施する学部の授業も一部受講することができます。外国人留学生支援制度留学生インタビュー首都大では世界各地からの留学生受入れを推進しており、35の国・地域から来日した519名の外国人留学生が学んでいます(2017年10月現在)。勉学や研究に集中できる環境づくりに努めるほか、日本人学生と留学生の交流促進、生活や学業の相談、宿舎の提供、就職のサポート、奨学金や学費減免制度の紹介などの支援を行っています。Profileフランセーン エマヌエル さん都市教養学部 都市教養学科 経営学系 経営学コース 3年ストックホルム Kristofferskolan市立高等学校 出身 私は日本語学校を経て首都大に入学し、現在は経営学を学んでいます。経営学は学ぶ範囲が広く、組織の構造や行動を学ぶような授業もあれば、すべての取引を詳細に記録する会計学の授業もあります。その中で特に面白いと思うのはマーケティングとファイナンスです。マーケティングでは消費者の行動から企業戦略を考え、ファイナンスでは戦略的な資本の調達と活用について学びます。ファイナンスは世界中どこでも使われており、将来の活用範囲が広いはずなのでもっと学びを深めたいと考えています。授業や試験を日本語で受けるのは大変な面もありますが、日本独特のボディーランゲージも身につきました。首都大のカリキュラムは自由度が高く、経営学系であれば、必修科目は英語と情報の2つだけです。他大学のように日本語科目の履修が必須ではないため、自分が力を入れたい学修に集中できます。卒業後は日本で就職したいと考えています。その時までに仕事で困らないように日本語力を上達させ、ゆくゆくは日本と海外をつなぐ架け橋になれたら嬉しいです。自由度の高いカリキュラムで学び将来は日本と海外の掛け橋になりたい留学生受入プログラム日本語アカデミックライティング支援留学生の日本語によるレポート・論文作成力の向上のため、研修を受けた日本人大学院生が、個別に支援を行っています。学修支援生活支援各種奨学金国費や都費(都市外交人材育成金)の奨学金を活用した大学院生の受入れを行っています。また、私費留学生向けに民間奨学金の推薦手続きをしています。国際交流イベント留学生と日本人学生の交流を深める場となる学外行事「留学生セミナー」や各種交流イベントを実施しているほか、 日本で安全かつ快適に生活を送れるよう「異文化理解講座」などで情報提供や指導をしています。日本語・日本事情短期集中コース海外の協定大学の学生を対象として、夏季と冬季に短期集中コース(3週間)を実施しています。日本語や日本文化に関する講義のほか、フィールドトリップなどで首都大生とも交流する機会もあり、 日本への理解が深まる人気のプログラムです。136Tokyo Metropolitan University GUIDE BOOK 2020
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