東京都立大学(現首都大学東京) 大学案内2020
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履修モデル区分1年次2年次3年次4年次基礎科目群基礎ゼミナール、言語科目、情報科目、理系共通基礎科目保健体育科目、キャリア教育教養科目群都市・社会・環境、文化・芸術・歴史、生命・人間・健康、科学・技術・産業推奨科目:日本国憲法総合ゼミナール基盤科目群人文科学領域、社会科学領域、自然科学領域、健康科学領域推奨科目:法学入門、民事法入門、刑事法入門、現代政治入門、政治理論入門専門教育科目群憲法一部民法一部刑法一部政治学行政学日本政治史現代日本政治行政法一部国際政治国際法西洋政治史憲法二部民法二部日本政治思想史西洋政治思想史比較政治都市行政論法律学政治学演習行政法二部労働法法律学政治学特殊講義法律学政治学演習政治学卒業論文Pick upPick uphttp://www.law.tmu.ac.jp首都大生のインタビューは、ホームページにも掲載しています。アクセスはコチラから首都大生のリアルボイスProleProle精読に耐える「古典」との邂逅は人生観にも影響を与えます東京都、23特別区の行政を通し地方自治体の課題を考える多様な思想を歴史的・現代的視点で考察 明治時代の政治思想を中心に研究する演習です。2017年度は福澤諭吉の『学問のすゝめ』と『文明論之概略』を精読し、近代国家への変貌を迫られる明治期の日本における福澤諭吉の思想を丹念にひもときました。内容理解の深度や精度を上げるコツは「意識してゆっくりと読み進める」ことです。未知の人名や事件などはその都度調べ、ひっかかりのある言葉や概念は徹底的に考えます。福澤諭吉の著作のような、精読に耐える「古典」との邂逅は、学問的技法を習熟させるのみならず、学生の人生に影響を与える「出会い」になると信じています。 特別区とは、東京都にある23の区を指します。区長を区民による選挙で選出する点などは市町村と同様ですが、上下水道や消防などの大規模な事業は都と一体で担うという特例が敷かれています。 この演習では、この特別区と都の仕組みや歴史を学ぶととともに、現在の特別区が抱える政策課題を分析し、日本における大都市行政や地方行政に対する理解を深めます。また、実際に特別区の職員として働くゼミのOB・OGをよる講演も企画し、特別区の職員をはじめ地方公務員を目指す学生向けに、行政の現場を理解する機会も提供します。 近代以降の日本における政治思想や哲学について、文献講読や議論を通して理解を深めました。考察や議論では、主張の根拠を明らかにすることに重点を置き、自身と違う立場や考え方を理解することを重視。当時の理論が現代でも成り立つか、同時に、現代社会における問題をどのように分析するかなどについても考える中で、物事の本質を見定めようと考える姿勢が身につきました。都市教養学部 都市教養学科法学系 政治学コース 3年東京都立 武蔵野北高等学校 出身都市教養学部 都市教養学科法学系 政治学コース 4年神奈川県立 湘南高等学校 出身小味山 稜平 さん沼田 早織 さんNOTICE多くの学び、経験を積み上げ誰かの助けになる存在になりたいNOTICE地方行政の構造と制度が身近な生活を支えていることを理解長期的な視点で特別区の政策を考察する 東京都にだけ設置された特別区の政策を分析し、特別区特有の問題や各区の対応策について学びました。一つの問題にはさまざまな要因が絡み、単一の政策で解決できるとは限りません。他の自治体との連携や、政策との整合性も求められます。また、政策ごとに成果が出るまでの時間や持続可能性が異なるため、ミクロ・マクロの視点を切り替えつつ、長い目で物事を考えるようになりました。演習 Pick up 1法律学政治学演習(日本政治思想史)(3・4年次)/河野 有理 教授演習 Pick up 2法律学政治学演習(特別区の仕組みと仕事)(3・4年次)/伊藤 正次 教授057法学部

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