東京都立大学(現首都大学東京) 大学案内2020
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都市環境学部Proleグループで課題解決に挑み観光科学に求められるスキルを獲得する 本授業の特徴は、自治体や観光事業者等の実際のクライアントを想定し、具体的な社会的課題に応えるというPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)型の演習であることと、特定の地域において、調査、分析、計画立案までの一貫したプログラムで、観光科学に求められるスキルを学べることです。2018年度前期は、南大沢キャンパス周辺を対象に、「都市住民の自然体験に関する活動と地域の受容基盤の特性の解明」をテーマとして設定。学生が主体となってテーマに取り組み、都市住民の余暇や観光を主体とした自然体験、および地域の受容基盤の特性の解明を通じて、人々の自然離れへの対策や自然環境の適正利用あるいは自然体験コミュニティの社会的重要性について考察しました。都市環境学部 都市環境学科自然・文化ツーリズムコース 3年宮城県 国立仙台高等専門学校 出身浅野 亮平 さんNOTICEまだ広く紹介されていない観光地の魅力を発見 本実習では実際に観光地を訪ね、旅行者をさらに惹きつける施策を考案します。私たちは新潟県内にある広大な滞在型観光地で実際に観光しながら、その魅力を探りました。地元の行政やNPOの人と議論する機会もあり、豪雪地帯の気候や風土を観光資源として発掘して磨き上げる工夫や、地域振興や環境保全という観点についても考察。観光が持つ可能性を幅広く考えられるようになりました。演習 Pick up観光科学プロジェクト演習/高木 悦郎 助教Prole現場での視察を通じて観光まちづくり論を学ぶ教室で学んだ理論を企画提案で深く理解 観光まちづくりの先進地に赴き、現場を視察すると共に、実際にまちづくりを進める計画者や事業者、住民の方の活動内容や方針、課題等を学ぶ地域滞在型の実習です。2018年度は、雪国観光圏(湯沢町、南魚沼市、魚沼市、十日町市、津南町、栄村)を対象に、観光圏としての取り組みの状況や大地の芸術祭(越後妻有アートトリエンナーレ)を視察し、現場で観光まちづくりに関わる方々と交流しながら、地域資源の活用の状況や、観光まちづくりのプロセス等について学びました。翌日はグループごとに設定したツアーを実践し、そこでの気付きや問題等を踏まえ、観光圏における学生旅のツアーの提案を行いました。 前期は大型の自然保全型公園において、利用者へのアンケート調査から公園を利用する動機を明らかにし、後期はキャンパス近くのアウトレットモールに来た買い物客を対象に、周辺の地域に興味を持って出かけてもらうための施策を考案しました。講義で指導を受けた調査・分析・企画の手法を現場の課題に対して活用する経験と、教科書から学んだ理論を現実と照らし合わせながら深く理解できました。都市環境学部 都市環境学科自然・文化ツーリズムコース 3年千葉県 千葉市立稲毛高等学校 出身竹田 彩夏 さんNOTICEグループで課題に取り組むため人に伝える言葉の選び方も大切に演習 Pick up観光まちづくり実習/野田 満 助教履修モデル区分1年次2年次3年次4年次基礎科目群基礎ゼミナール、言語科目、情報科目、理系共通基礎科目保健体育科目、キャリア教育教養科目群観光科学概論、ツーリズム産業論、Tourism Theories and Practiceほか基盤科目群統計学Ⅰ、統計学Ⅱ、経営学入門、会計学入門ほか専門教育科目群学科共通科目観光資源論観光環境地図学観光経済学、観光地域分析演習観光計画デザイン演習観光科学プロジェクト演習Ⅰ観光産業の実際、観光科学プロジェクト演習Ⅱ観光科学基礎課題研究Ⅰ・Ⅱ観光統計解析Ⅰ・Ⅱ、観光科学インターンシップⅠ・Ⅱ観光科学セミナーⅠ観光科学セミナーⅡ観光科学研究ⅠorⅡ自然環境マネジメント領域自然環境マネジメント概論Ⅰ自然環境マネジメント概論Ⅱ、地域環境学Ⅱ*生物資源学、観光地誌学*、生態地理学地域環境学野外実習生態環境学、地域環境学Ⅰ*、自然環境地理学Ecology & Environment、Biological Resources観光地理学*、自然環境マネジメント学演習地域計画・マネジメント領域地域計画・マネジメント概論国土・インフラ計画と観光、観光まちづくり論観光地域史、観光交通学観光地域保全計画論観光まちづくり論実習行動・経営科学領域行動・経営科学概論旅行者行動の心理学観光マーケティング科学ホスピタリティ産業の経営戦略論観光地理情報学、サービスマネジメントTourism Theory、観光情報学ホスピタリティ産業の財務管理論、観光地理情報学実習ECO-TOP科目自然環境と倫理自然環境と法制度*コミュニケーション学、安全管理・野外救急救命法自然環境と経済*自然環境管理学、ECO-TOPインターンシップⅠ・ⅡPick uphttp://www.ues.tmu.ac.jp/tourism/首都大生のインタビューは、ホームページにも掲載しています。アクセスはコチラから首都大生のリアルボイス*隔年開講 ※卒業に必要な最低単位数:130単位観光資源の価値を高める施策を考案Pick up091

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