東京都立大学(現首都大学東京) 大学案内2020
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システムデザイン学部専門分野を越えた連携を推し進めるカリキュラムと環境Point2システム開発では、異分野の技術者や開発研究者間でのコミュニケーションが必要とされます。学科間の垣根が低い教育スタイルは、コミュニケーション力や協調性を醸成するのに適しています。コミュニケーション力を醸成する教育スタイルPoint3本学部は、北アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国の数多くの大学と研究交流協定を結んでいます。その交流ネットワークを利用した国際的な視点での人材育成を目指します。ネットワークを生かし国際的視点で人材を育成インタラクティブアートは、体験されるために創作されます。作品の上や中で動いたり、作品に触れたりすることで、体験者は驚きや感動を得ます。例えば私たちが発表した温感や触感を伝達するディスプレイは、画面に触れる指先の感覚と表示された画像を見る視覚とのズレが、非日常の体験をもたらします。そうした作品には、アートの発想や表現法を実現するために、ソフトウェアや機械工学の技術などが一体となったシステムが必要です。システムデザイン学部は、情報科学、機械・電気電子工学、デザインなどシステムを創出する要素となる分野を学科で分けつつ分野間の連携を奨励しています。学科枠を越えて課題解決に挑むプロジェクト型の授業を開講するほか、独創的な発想を多分野が連携して実現できる環境を整えています。私の研究室でも、デザイン系の学生に工学系や福祉系の学生も加わり、障がいを持つ子と健常な子が一緒に遊ぶことができる玩具を開発しています。設置学科・コースTMU #EDUCATION0102システムを内包するアート作品目的を共有する異分野の融合情報科学科電子情報システム工学科機械システム工学科航空宇宙システム工学科インダストリアルアート学科情報システムコース電気通信システムコース知能機械コース生体機械コースhttps://www.sd.tmu.ac.jp/0102串山 久美子 教授097

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