システムデザイン学部Prole空や宇宙で起こる物理現象を再現し講義内容の理解を体験的に深める実験とレポート作成により現象の本質を理解する 講義で学んだ内容を、実験とレポート作成により体験的に理解するための科目です。 実験は、航空宇宙工学を構成する空気力学、材料工学、宇宙工学、推進工学、宇宙機制御工学の5分野についてそれぞれ数週間ずつ取り組み、各分野を専門とする複数の教員が順に指導を担当します。 日常生活の身の回りにはなく、観察することが叶わない空や宇宙の物理現象を再現することが、実験の面白さです。その興味深い体験の中で、現象を計測する機器や装置の取り扱い方を習得し、さらにレポートとしてまとめる技術も身につけます。 取り組んだ実験は、どれも講義で学んだことです。しかし実験をしてみて、理解が本質に届いていなかったことを実感しました。 授業では実験をして確かめ、その結果をレポートにまとめます。レポートは、この分野の知識を持たない人も理解できる、分かりやすさが求められます。講義・実験・レポート作成という研究の流れを経験し、卒業研究に臨む基本的能力を身につけられたと思います。システムデザイン学部 システムデザイン学科航空宇宙システム工学コース 4年富山県立 魚津高等学校 出身中山 遼太郎 さんNOTICE空・宇宙の非日常空間に憧れ旅客機のパイロットを目指す授業 Pick up 1 航空宇宙工学実験1(2年次)/稲澤 歩 准教授 ほか8名Prole製図はエンジニアに不可欠な技能。三次元CADを描き、読み解く力を養成 航空宇宙分野は総合工学と称され、学術的側面はもちろん、ものづくりの知識だけでなく、スキルを身につけた上での実用化を見据えた研究が求められます。「設計製図(AS)」では、アイデアを具現化する設計力と、それを3次元CADなどを用いて描き出す製図技能を修得します。描いた設計図は、3Dプリンタで立体的に出力することも可能です。図面を読み解く力、および分かりやすい設計図によって第三者に紙面のみでプレゼンテーションできる能力を身につけ、4年次以降取り組む研究活動の幅を広げる手段を獲得することを目指します。システムデザイン学部 システムデザイン学科航空宇宙システム工学コース 4年茨城県 私立鹿島学園高等学校 出身半谷 和瑳 さんNOTICE航空機の原理を深く理解し体の一部のように操縦したい部品一つひとつから、航空機の降着装置を設計 授業ではまず紙の上で二次元の製図を学び、その後3Dの設計ソフトを使って三次元の製図を作成しました。部品を一つずつコンピュータ上で設計し、最終的にそれらを組み合わせて航空機の簡易な降着装置とします。設計それ自体はもちろん、設計ソフトの操作も失敗を繰り返しながら覚えます。卒業研究では条件ごとに実験器具を製作するため、自分で製図を描けるようになることは必須の技術といえます。授業 Pick up 2設計製図(3年次)/佐原 宏典 教授履修モデルhttps://aeroastro.sd.tmu.ac.jp/区分1年次2年次3年次4年次基礎科目群基礎ゼミナール、言語科目、情報科目、理系共通基礎科目、保健体育科目、キャリア教育科目教養科目群都市・社会・環境、文化・芸術・歴史、生命・人間・健康、科学・技術・産業基盤科目群人文科学領域、社会科学領域、自然科学領域、健康科学領域専門教育科目群航空宇宙基礎科目航空宇宙工学概論1Introduction to Aerospace Engineering 2材料力学1、基礎電気回路流体力学1、熱力学1、基礎振動工学機械力学、材料力学2、航空宇宙工学実験1熱力学2、応用数学力学演習基礎プログラミング演習、電子回路航空宇宙工学実験2数値解析演習設計製図空力・推進分野科目流体力学2空気力学1、数値流体力学1推進工学1、熱輸送工学、熱力学演習空気力学2、数値流体力学2、推進工学2燃焼工学、宇宙推進システム工学数値流体力学演習制御・宇宙利用分野科目基礎制御工学航空宇宙制御工学、飛行力学制御プログラミング演習航空宇宙情報システム工学、宇宙航行力学宇宙機制御工学、航空宇宙電波工学宇宙プロジェクト工学宇宙機システム工学演習材料・構造分野科目材料強度学航空宇宙材料学弾性力学、材料組織学航空宇宙構造力学1、航空振動工学航空宇宙設計工学航空宇宙構造力学2材料構造力学演習特別研究(必修)航空宇宙システム工学特別研究1航空宇宙システム工学特別研究2学部共通科目(選択)システムデザイン論インターンシップ科学技術英語第一科学技術英語第二、産業と法規都立大生のインタビューは、ホームページにも掲載しています。アクセスはコチラから都立大生のリアルボイス※卒業に必要な最低単位数:128単位Pick upPick up109
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