東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
123/164

グローバル教育プログラムProfileProfileProfile長井 朱李 さん髙澤 政幸 さん谷 詩織 さん都市教養学部 都市教養学科理工学系 数理科学コース 4年神奈川県立 神奈川総合高等学校 出身都市教養学部 都市教養学科人文・社会系 心理学・教育学コース 4年東京都立 町田高等学校 出身都市教養学部 都市教養学科人文・社会系 心理学・教育学コース 4年東京都立 小山台高等学校 出身 1・2・3年次の3回、夏期ドイツ語研修に参加し、ウィーン大学の語学研修センターでドイツ語の授業を受けました。 オーストリアの公用語はドイツ語ですが、ウィーン市内は英語が通じるところも多く、ドイツ語と英語のどちらにも触れられる環境を求めたことが、この地を研修先に選んだ理由です。実際、街での買い物の大半は英語で済ませられたものの、ふと立ち寄った雑貨屋は英語が通じず、片言のドイツ語で話しかけた私に快く対応してくれた店員と打ち解けることができました。また、音楽の都と呼ばれるだけありオーケストラの演奏やオペラを間近で鑑賞できたほか、美術館巡りをできたことも、思い出の一つとなりました。 交換留学制度を活用して留学したのは、授業料がかからない上、渡航費などの経済的支援が充実し、さらに単位互換ができるから。対象者として選ばれるため早くから準備に着手し、渡航の約1年前にIELTS学内試験、9カ月前に選考に挑み、内定してからは4カ月間、留学英語講座を受講しました。アメリカに留学してからも9カ月間、ただひたすら勉学に励んだことが思い起こされます。 多様な学生と対等にコミュニケーションをとることに難しさを感じたこともありましたが、日本の慣れた生活から隔絶された環境で自身と向き合いながら、言葉の壁を乗り越えて勉学に注力できた経験はそれ自体に価値があり、成功体験として私の自信となりました。 私が参加した海外インターンシップは、マレーシアにおける日本語教育の実習です。1年次の基礎・教養科目で興味を持った日本語教育を実践できる、貴重な機会と考えての参加でした。 マレーシアに渡ったのは、3年次の夏季休暇中。現地の高等教育機関で3週間、日本語を学ぶ学生に対して授業を行いました。不慣れな指導を温かく迎え入れてくれた学生は、日本の高等専門学校への編入を目指して学んでいます。日本や来日後について語る時の希望に満ちたまなざしに囲まれた経験は、日本語教育にとどまらず、日本で暮らす外国人の生活についても考えるきっかけとなりました。最終日に学生たちからもらった寄せ書きは私の宝物です。ウィーンの街や人に魅せられて夏期ドイツ語研修が夏の恒例に9カ月、日本の日常と異なる環境で勉学に励むことができたことへの自信将来、来日を目指す外国人学生への日本語教育実習を経験留学学生インタビューリスニング力の飛躍を自覚最優秀学生として表彰される「学習者主体の学び」を追究海外短期研修(夏季)交換留学・派遣留学海外インターンシップ 毎年滞在した3週間は平日9時~13時、ドイツ語の授業を受けました。授業自体もドイツ語で行われるため、リスニングの力が格段に伸びたことを自覚しています。これからさらにドイツ語に磨きをかけ、ウィーンの文化に感銘を受けた恩返しとして、日本文化の奥深さを海外に伝えられる人になることが目標です。 留学先では上級生向けの心理学や発達学の講義をはじめ、8科目を履修しました。前期は最優秀学生として大学のサイトに記載され、後期は優秀学生として表彰されました。卒業後は、日本での日常生活とは異なる環境や文化の違いを肌で感じた経験、講義で学んだことを糧として心理士として研鑽していきます。 マレーシアでの実習は、1コマの授業を受け持つ初めての経験でした。実習を経て深く考えるようになったのは、「学習者主体の学び」について。楽しく分かりやすい授業にする指導法を、帰国後に研究しています。あわせて外国人に日本語を教えるための日本語教育文法についても、より深く理解しようと努めています。#STUDY ABROAD#STUDY ABROAD#STUDY ABROAD121

元のページ  ../index.html#123

このブックを見る