東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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海外留学生受入れ制度世界各地から留学生を受け入れ、グローバルキャンパスづくりを推進していますグローバル教育プログラム日本語授業留学生向けに、初級・中級・上級・超上級と学習レベルに応じた日本語授業を開講、外国語によるワークショップも行っています。留学生相談室国際センターの教員が日常生活、医療、ビザについてなど、留学生が抱えるさまざまな疑問や悩みごとについて相談に応じます。チューター制度交換留学生受入れ入学1年目の対象留学生には、専攻分野に関係がある学生チューターが配置され、大学の授業や日本での生活を個別に支援します。学生交換協定のある海外の大学から留学生を半年又は1年間受け入れ、都立大の授業を提供しています。英語による授業科目や日本語学習科目のほか、日本語で実施する学部の授業も一部受講することができます。外国人留学生支援制度留学生インタビュー都立大では世界各地からの留学生受入れを推進しており、30の国・地域から来日した638人の外国人留学生が学んでいます(2020年5月現在)。勉学や研究に集中できる環境づくりに努めるほか、日本人学生と留学生の交流促進、生活や学業の相談、宿舎の提供、就職のサポート、奨学金や学費減免制度の紹介などの支援を行っています。Profile鄭 閔斤(ジョン ミングン) さん人文社会学部 人文学科 2年大韓民国 金海盆城高等学校 出身 高校時代に小説を書き始めた私は精神分析やジェンダーに関心が向くようになり、人文学科の表象文化論教室で学ぶため、都立大への留学を決めました。1年次はまだ専門科目は履修しておらず、基礎科目や教養科目、基盤科目などを学び、第2外国語はドイツ語を選択しました。 来日した当初は知り合いがいませんでしたが、今は全学部共通の科目群を学んだり、アカペラサークルで活動したりする中で親しい友人ができ、充実した楽しい学生生活を送っています。特にサークルの仲間には、日々の会話を通して日本語を学び、単語選択や不自然な言いまわしを指摘してもらっています。よく間違えていた「あそこ/そこ」「あれ/それ」の使い分けも、入学時に比べて上達しました。一方、第2外国語で「朝鮮語」を選択する仲間には、私がネイティブとして生きた言葉を教えています。 将来は母国語に加え、日本語でも小説を書けるようになることが目標。また、映像作品の制作にも関心があり、いつの日か日本だけでなく世界に向けて自身の作品を配信したいと考えています。キャンパスライフを通して日本語が上達将来は韓国語と日本語で小説を書きたい留学生受入プログラム日本語アカデミック・ライティング支援留学生の日本語によるレポート・論文作成力の向上のため、研修を受けた日本人大学院生が、個別に支援を行っています。学修支援生活支援各種奨学金国費や都費(都市外交人材育成金)の奨学金を活用した大学院生の受入れを行っています。また、私費留学生向けに民間奨学金の推薦手続きをしています。国際交流イベント留学生と日本人学生の交流を深める場となる学外行事「留学生セミナー」や各種交流イベントを実施しているほか、 日本で安全かつ快適に生活を送れるよう情報提供や指導をしています。日本語・日本事情短期集中コース海外の協定大学の学生を対象として、夏期と冬期に短期集中コース(3週間)を実施しています。日本語や日本文化に関する講義のほか、フィールドトリップなどを通じて、 日本への理解が深まる人気のプログラムです。122Tokyo Metropolitan University GUIDE BOOK 2022

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