東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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129キャリア・就職支援大学院進学について学部ごとに対応する研究科を設置して、大学院進学を支援しています大学(学部)で身に付けた専門知識・技能の高度化や、多様な専門性の獲得を目指し、卒業後に大学院へ進学する学生が増える傾向にあります。大学院への進学は、研究職へのステップとしてばかりでなく、キャリア形成の選択肢の一つとしても定着しています。研究職や開発職の採用条件として、大学院修了者を掲げる企業なども少なくありません。東京都立大学は、学部完結型の教育に加えて、大学院進学を見越した継続型教育にも力を入れており、全学的にきめ細かい教育と質の高い最先端の学問研究を行っています。学内進学者をフォローアップする制度も用意して、進学希望の学生のニーズに応えています。制度学内進学制度早期卒業制度大学院の構成詳細はp112東京都立大学大学院への進学を希望し、学部において優秀な成績を修めた学生に対して、筆記試験などを免除する学内進学の制度があります。※人文科学研究科、経営学研究科、人間健康科学研究科の一部学域を除く。大学院生国際学術会議派遣支援事業外国で開催される国際学術会議へ大学院生を派遣する際に、渡航に係る旅費を支給する制度です。国際的視野を有する優秀な研究者の育成・確保を図ることを目的とします。4つの研究領域(社会行動学・人間科学・文化基礎論・文化関係論)によって構成されています。学生募集はこの4専攻をさらに細分化した「分野」又は「教室」の単位で行われ、入学者は当初から学際的な環境のもとで高度な専門的研究に携わることができます。法学政治学専攻と法曹養成専攻(法科大学院)があります。法学政治学専攻は、大学や研究機関に勤務する研究者の養成、高度な専門的知識を有する職業人・公務員を志す人材の育成を目的としています。法曹養成専攻は、裁判官・検察官・弁護士の養成を目的としています。高度な知識と論理的思考力を有し、幅広い視野を持って研究を遂行できる実務家と研究者を養成します。博士前期課程は、経営学、経済学、ファイナンスの3プログラムからなり、それぞれの修士号を取得できます。博士後期課程では、経営学か経済学の博士号を取得できます。数理科学、物理学、化学、生命科学の4専攻からなり、広い視野を持つ独創的な研究者や高度な専門家を育成します。世界トップレベルの基礎的・基盤的研究とともに、応用展開を図る研究や大型のプロジェクト研究を、外部の研究機関との協力も含めて数多く進めています。安全・安心・快適な都市環境の創造と持続的な発展を可能にするため、基礎研究から実践研究までを幅広く追究しています。学域横断型講義も行われ、深く広い視野を持つ専門家を育成します。自治体や民間、NPO、被災地域等との連携研究に参加することも珍しくありません。5学域による教育・研究活動を通じ、社会を支える研究者/エンジニア/クリエイターを育みます。システムデザイン力を身に付ける演習など、工学の実学的な側面を重視。確かな基礎に裏付けされた応用力と、豊かな創造性を兼ね備えた人材の育成に力を注いでいます。「活力ある健康長寿社会の実現」に貢献する研究は本研究科の最重要課題。健康に関わる様々な分野の高度実践的専門家、先端研究者の育成を目指します。6つの学域からなり幅広い研究に対応し、昼夜・土日も開講するなど大学院生のニーズを反映しているのも特徴です。法学部※、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部の4学部では、大学院への進学を見越し、一定以上の成績を修めた学生を対象に、3年次修了の段階で学部の卒業を認める早期卒業制度があります。ティーチング・アシスタント(TA)制度大学院生の教育力の向上や経済的支援を目的として、ティーチング・アシスタント制度を実施。学部生向けの授業において教員をサポートするという貴重な経験により、自らのキャリア形成を一歩進めることができます。早期履修制度東京都立大学大学院への進学を希望する優秀な本学学部生が、学部在学中に本学大学院の科目を履修できる制度です。大学院進学後に、履修した科目の単位を大学院で履修した単位として認定します。人文科学研究科法学政治学研究科経営学研究科理学研究科都市環境科学研究科システムデザイン研究科人間健康科学研究科※法学部は法科大学院進学のための法曹養成プログラムのみが対象です。※経営学研究科、理学研究科、システムデザイン研究科、人間健康科学研究科で実施。奨学金制度東京都立大学の大学院生を対象とする、東京都公立大学法人独自の奨学金制度として、「博士後期課程研究奨励奨学金」及び「大学院生支援奨学金」を全学的に設けています。

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