東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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主体的に学ぶことを重視自然科学の研究を通じて社会で求められる力を得るPoint2理学の4学科は基礎力を身に付ける教育を実践。それを基に自主性と研究力を培い、応用につながる力として育みます。大学院ではその力をさらに強化し、専攻を越えた研究へつなげていきます。確かな基礎力を養成応用につながる本物の力へPoint3大学院進学を予定している4年次生を対象に、海外の大学や研究機関で先端研究の現場を体験できるチャンスを与えています。期間は3週間~3カ月程度。毎年10人近くの学生の派遣を予定しています。専門研究を刺激する海外留学支援プログラム理学部では、自然科学を追究するために必要な基礎力を幅広く養い、その土台を盤石にします。その一方で、1年次から自らの興味に従って研究に取り組める科目なども設けて、自主的、主体的な学びを重視しています。そして卒業研究では、自分の研究テーマに取り組む過程で、問題発見力、実行力、問題解決力、コミュニケーション力(英語での情報発信力も含む)など、自然科学の研究にとどまらず、社会の様々な場面で必要とされる能力を得ることができます。野生植物の多様性と進化の解明に取り組む私の研究室でも、野外での調査・採集、さらには実験室でのDNA解析実験などの研究活動を通じて、学生は様々な力を養っています。例えば、主要な調査地である小笠原諸島や東南アジア諸国での研究では、現地の人々とのコミュニケーションは不可欠ですし、想定外の出来事への柔軟な対応力なども身に付いていきます。こうした多様な経験を生かして、学生には卒業後も、新しいことに挑み続けてほしいと考えています。設置学科TMU #EDUCATION01010202研究する過程で得られる社会人としての力生涯にわたり新しいことに挑み続ける力を養う数理科学科物理学科化学科生命科学科http://www.se.tmu.ac.jp村上 哲明 教授0102063理学部

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