東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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履修モデル区分1年次2年次3年次4年次基礎科目群基礎ゼミナール、言語科目、情報科目、理系共通基礎科目保健体育科目、キャリア教育科目教養科目群都市・社会・環境、文化・芸術・歴史、生命・人間・健康、科学・技術・産業総合ゼミナール基盤科目群人文科学領域、社会科学領域、自然科学領域、健康科学領域専門教育科目群必修科目微分積分Ⅰ・Ⅱ演習線形代数Ⅰ・Ⅱ演習集合と論理集合と論理演習微分積分Ⅲ演習線形代数Ⅲ演習解析入門Ⅰ・Ⅱ演習位相空間論位相空間論演習代数学序論代数学序論演習幾何学序論幾何学序論演習数理科学特別研究Ⅰ・Ⅱ選択必修科目数理科学総論数理科学総論、代数学A・B・C幾何学A・B・C解析学A・B・C応用数理概論Ⅱ・Ⅲ情報システム、情報システム演習計算の数理Ⅰ・ⅡアルゴリズムA、アルゴリズムA演習アルゴリズムB、アルゴリズムB演習数学英語代数学特別講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ幾何学特別講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ解析学特別講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ応用数理特別講義Ⅰ・Ⅱ・Ⅲhttp://www.se.tmu.ac.jp/mis/Pick up都立大生のインタビューは、ホームページにも掲載しています。アクセスはコチラから都立大生のリアルボイスPick upProfileProfile数学の基本的な論法を正確に理解して使いこなす多様な理論を通して微分方程式研究の総合力を養う根拠をもって正確に証明することの大切さを実感 「数理科学特別研究」は、数学の専門書を少人数で丁寧に読み込むセミナーです。2019年度は、4名の学生と『特異点とルート系』という一冊を輪読しました。 数学は、命題をごまかさず論理的に証明するもの。このセミナーでは、講読や議論を通して曖昧な理解を排し、数学の基本的な論法を正しく自分のものとして使いこなせるようにすることを目指します。 また、数学における珠玉の題材に触れることで、本学科で学ぶ様々な数学の知識は、違う分野の内容に見えても実はつながっていることを知り、数学の豊かな世界を構成していることを実感できます。 「解析学B」では、解析学の分野における基本事項の一つである微分方程式のうち、常微分方程式の基礎理論について講義します。 自然現象や社会現象を記述する数理モデルとして重要である微分方程式の多くは、厳密な解を求めることができません。授業では、そうした微分方程式を研究するための多様な理論を理解するため、常微分方程式の基本定理にはじまり、様々な理論へと展開していきます。毎回宿題を出し、次回の授業での提出を求めることで“教えっぱなし”にせず、確実に各理論を修得できるようにすることを重視しています。 研究室で代数幾何学を学びながら、これと並行してルート系の専門書を読むセミナーに参加しました。セミナーでは他の学生の意見や先生の解説を聞きながら、専門書を1行ずつ噛み砕くように理解し、その都度深く考える読み方が身に付きました。そして、根拠をもって正確に証明するという数学の基本を理解し直し、難しい問題も初心に立ち返ることでこれを解く道筋が見えてくることを実感できました。都市教養学部 都市教養学科理工学系 数理科学コース 4年熊本県 私立熊本マリスト学園高等学校 出身都市教養学部 都市教養学科理工学系 数理科学コース 2019年度卒業生東京都 私立和光高等学校 出身西山 侑太 さん藤中 樹音 さんNOTICE中学校の数学教師として厳密に学ぶ楽しさを伝えたいNOTICEセキュリティやAI分野の研究を大学院で継続したい微分方程式の理論を確認しながら理解できた 生活の様々なところで現れる微分方程式について研究するための、多様な理論を学んでいます。中でも本科目では常微分方程式における初期値問題や線形常微分方程式、解の安定性などの理論に取り組みました。先生の講義は常に理路整然としていて分かりやすく、しかも学生に合わせたペースで進むので、初めて触れる理論についても一つひとつ自分の理解を確認しながら学ぶことができました。演習 Pick up 数理科学特別研究Ⅰ・Ⅱ(4年次)/小林 正典 准教授授業 Pick up解析学B(3年次)/高桑 昇一郎 教授※卒業に必要な最低単位数:124単位※学生の所属・年次等は2020年度時、内容は履修時のものです。065理学部

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