東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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都市環境学部都市環境学部では、都市環境を構成する自然、人間、社会、物質、エネルギー、情報、構造物・人工物、公共政策などをキーワードに、進展する都市機能と環境問題の関連性、大都市におけるエネルギーの高度利用・安定供給、インフラの老朽化と更新、大規模な災害への対応、都市・地域経済の活性化、少子高齢化への対応、多様な人々との共存、行財政運営のあり方などさまざまな課題を掘り下げて学び、研究します。大都市における人間社会の理想像についての学際的アプローチ、副専攻の導入、学部の提供する専門科目の履修や大学院進学の奨励、実験・実習・フィールドワークや課題解決・提案型演習の重視と多彩なインターンシップなどを通して実践的かつ多角的な判断能力や構想・提案力を養っていきます。Faculty of Urban Environmental Sciences南大沢キャンパス誰もが明るく暮らせる活力ある都市を実現できる人材を育成します学部の考え方と特色 地球温暖化や環境保全といった環境問題の背景に、人間による行き過ぎた開発があったことは否めません。これからの都市開発や街づくりは将来の世代につけを回すことのない環境を旨とする、sustainable development(持続可能な開発)の理念に則る必要があります。また、そのためには環境負荷を考慮したエネルギーや素材開発の取り組みも欠かせません。 都市環境学部は、土木、建築、建設の工学、自然環境の調査を旨とする地理学、ミクロの物質から環境やエネルギーを見つめる応用化学、自然環境と文化・情報の視点から多面的に観光を学ぶ観光科学、都市問題を文理横断的な視点から解決する都市政策科学の各領域に、持続可能性や環境の視点を加えた特色ある学科を設置しています。それぞれの専門性に加え、環境問題の解決や持続可能な発展に向けた技術や方法論の創造にも寄与できる知識と技能の育成に努めています。Point1留学活動が盛んで、ASEAN諸国との交換留学プログラム・AIMSにも積極的に参加してきました。また、留学期間に応じ多様な支援プログラムがあり、学部生でも海外の最先端の研究に触れることができます。活発な留学活動を支援するプログラム072Tokyo Metropolitan University GUIDE BOOK 2022

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