東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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都市環境学部理系学問の知見を活かすアプローチにより地域観光の現実の課題を解決Point2学生が主体となるPBL(Project Based Learning)形式の授業を導入し、実験・実習・フィールドワークを通して、学生が自ら問題を発見して解決する能力を高める教育に取り組んでいます。従来の座学形式と異なる特色ある授業形態Point3これまでのような地に足をつけた教育、研究に対する姿勢を引き継ぎながら、最先端の研究内容を取り入れたカリキュラムを設定しています。広い視野と柔軟な思考力を持つ学生を期待しています。都市における問題の解決を目指して設置学科TMU #EDUCATION私の研究は、観光振興につなげる交通システムの計画や政策の立案、及び技術開発です。根拠とするのは交通学の知見とデータサイエンス。特に後者は近年、モバイル機器やETCの普及、ビッグデータ活用の広がりを背景として注目度を増しています。観光に関する学問の多くが、人文学や経営学の応用分野であるのに対し、都市環境学部における観光学は、土木の一分野である交通学や情報学など、理工学的なアプローチであることが特徴です。01観光振興につなげる交通システムの整備交通システムの整備や観光振興という現実の課題に取り組む学問であることは、教育においても変わりません。学生も地域課題解決を目的とするPBLに取り組み、周辺地域における人の新しい動線の提案や、観光振興に関するアイデアを学外に発信しています。有効な立案には土木、建築、IoT、経済・経営、数学、社会学などの知見が求められ、そうした学問の多様性や学際性は都市環境学部のあり方そのものといえます。※PBL…Project Based Learning(課題解決型学習)02PBL※に取り組みアイデアを学外に発信地理環境学科都市基盤環境学科建築学科環境応用化学科観光科学科都市政策科学科https://www.ues.tmu.ac.jp/TMU#EDUCAT02清水 哲夫 教授01073

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