東京都立大学(旧首都大学東京) 大学案内 2022
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都市環境学部製図や模型製作を通して都市設計の概念を具体化する 住環境、街区、都市という3つのスケールで、製図や模型製作を通して都市設計の基本的技能を習得します。「住環境」は集合住宅や周辺環境を設計した図面をトレースし、地形や方位との関係を考えます。「街区」は住宅・住環境に、商業施設やオフィス、公園などの要素を含めた模型を作成し、街の空間構造を理解します。さらに「都市」では、街区や街路の構成による全体の区画、公共施設の配置などを定めた図面をトレースし、都市設計に対する広い視野を養います。いずれも現実にある土地や空間の利用を前提とし、具体的実感を得るための現地見学も実施します。Profile都市環境学部 都市政策科学科 3年東京都立 国立高等学校 出身遠藤 夢奈 さんNOTICE設計者の意図を考えながら色々なまちを歩いてみたい個々人の発想と知識を模型製作で集約 既存の図面のトレースやスケッチ、模型製作やフィールドワークなどにより、都市設計の基本的技能を学びました。本学科は文系・理系どちらの学生も在籍していますが、その志向の違いに関係なくグループで模型製作に取り組んだことが印象に残っています。都市設計について身体感覚をもって理解したことで、初めて訪れた街に抱く居心地について、イメージの根拠を考えるようになりました。演習 Pick up実習 都市設計(2年次)/饗庭 伸 教授履修モデル区分1年次前期1年次後期2年次前期2年次後期3年次前期3年次後期4年次前期4年次後期全学共通科目基礎ゼミナール、情報リテラシー実践Ⅰ、都市政策科学概論統計学Ⅰ、実践英語Ⅰ実践英語Ⅰ実践英語Ⅱ実践英語Ⅱ専門教育科目群必修科目都市政策科学の学びプロジェクト型総合研究課題別総合研究都市政策科学の現場卒業研究Ⅰ卒業研究Ⅱ卒業研究Ⅲ選択必修科目地方自治論経済学概論公共経営論都市地域経済論都市統計解析法実習 都市統計解析都市社会学入門都市コミュニティ論観光環境地図学公共政策評価論Ⅰ都市計画財政学政策過程論地方自治法都市社会調査法都市の社会組織論実習 都市設計GIS演習社会保障論Ⅰ憲法一部(通年)行政法一部(通年)ミクロ経済学Ⅰマクロ経済学Ⅰ憲法一部(通年)行政法一部(通年)ミクロ経済学Ⅱマクロ経済学Ⅱ公的部門インターンシップⅠ公的部門インターンシップⅡ都市行政法実習 フィールドワーク世界大都市東京の都市政策東京スタディツアーグローバル都市地域演習アジア大都市論課題別科目現状の維持・向上環境法公共政策評価論Ⅱ都市環境計画論都市政策の経済評価都市情報解析論高齢化・健康・福祉自治体福祉行政論健康社会論健康福祉政策論行動経済と幸福の経済学地方財政論福祉住環境デザイン産業の発展都市産業空間論、制度設計論都市不動産開発論産業地理学地域企業研究実習防災・復興地形学災害社会論大都市計画論、都市防災計画都市防災工学概論多様な人々の共生市民社会論大都市社会論公務員制論参加型デザイン実習https://www.usp-tmu.jp/Pick upPick up都立大生のインタビューは、ホームページにも掲載しています。アクセスはコチラから都立大生のリアルボイス※卒業に必要な最低単位数:130単位Profile国や自治体の政策過程を理解し政策分析の基礎力を身に付ける漠然としていた政治や行政の働きを理解する 政府や自治体による公共政策の、形成から終息に至る過程を考察する科目です。授業では、まず政策形成の主体となる政党、利益団体、官僚制それぞれの特徴を学び、その後、政府や自治体はどのように課題や争点を政策化しようと検討し始めるか、実行してきた政策をどのように終わらせるかを理解します。そして最後に、政策分析のモデルを学びます。 こうした段階を踏む講義と並行し、学生は各自、政府や自治体の政策課題について理論モデルを使って分析します。理論と実践を併せて学び、政策を独自に分析する力を修得することが本科目の目的です。 国や自治体は政策をどのように形成し終息させるか、その過程を学びました。授業では政策過程をモデル化して因果関係を分かりやすくすることで、それまで漠然としていた政治や行政の働きを理解しました。また、一連の流れに関わる人の動きに着目すると、政策形成の各段階で様々な団体や人が影響を及ぼしていることが分かります。このアプローチを政策分析に生かし、自身の研究を深めたいと考えます。都市環境学部 都市政策科学科 3年東京都立 昭和高等学校 出身山﨑 友優也 さんNOTICE環境の維持や防災について学びを深め卒業研究とする授業 Pick up政策過程論(2年次)/長野 基 准教授※学生の所属・年次等は2020年度時、内容は履修時のものです。085

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