東京都立大学 2023 人文社会学部・人文科学研究科
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哲学西洋古典学哲学TOKYOMETROPOLTANUN I IIVERSTY021原典を綿密に読みこなし、著者の真意を掘り下げて理解して明快な日本語の論証に再構成する能力は、現代社会に真に必要とされるスキルと言えるでしょう。○所属教員Prof. OKAMOTO, Kengo西洋近現代哲学,特に論理学の哲学・数学の哲学Prof. ISHIKAWA, Motomuドイツ近現代哲学Prof.MATSUSAKA, Youichi言語哲学Prof. KURIHARA, Yuji西洋古代哲学・倫理学Associate Prof. KIDA, Naotoフランス哲学Assistant Prof. IHARA, Ken'ichiroフランス哲学Prof.KOIKE, Noboruギリシア語学・文学岡本 賢吾 [教授]石川 求 [教授]松阪 陽一 [教授]栗原 裕次 [教授]西洋哲学・文学・宗教の始原から、現代哲学の最新の到達点まで自由に思考し、世界と他者を理解し、理解されるためのスキルを磨く現代の私たちは、日々、膨大で錯綜した情報にさらされ、未経験の事象や出来事に出会い、あまりに異質で理解不能に思える他者の価値観に直面させられます。私たちが世界と他者を根底的に、また包括的に理解するためには、また、理解されるためには、どのような思考、解釈、表現、実践のスキルとスタイルを持つべきでしょうか。哲学教室で学ぶ学問、西洋哲学と西洋古典学は、この問いに有力な示唆を与えてくれます。古代西洋に遡るその始まり以来、20数世紀を経て現代に至るまで、西洋哲学・思想・文学・宗教は、世界と他者の根底的理解の可能性を鋭く探究し、豊富な洞察を積み重ねてきたからです。「西洋哲学」では、(1) 古代ギリシアから、中世、近世、近代の英・仏・独の哲学、そして現代哲学の諸潮流 (現象学、実存主義から大陸哲学に至る流れ、英米に発しつつ国際化している分析哲学など) まで、(2) また分野で言えば、形而上学・認識論・倫理学・宗教哲学から、言語哲学・論理学・科学哲学といった多様な領域にわたり、各自の興味のまま自由に、深く学び、思索します。「西洋古典学」では、長らく西洋の文学と文化全般の基礎にして模範となった古代ギリシア文学・古代ラテン文学を、原語原典をひもときながら厳格に、しかし興味深く学んでいきます。木田 直人 [准教授]井原 健一郎 [助教]小池 登 [教授]哲学人文学科/文化基礎論専攻

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