東京都立大学 健康福祉学部 2023
17/24

▶ 4年間の流れ1年次「幅広い教養」と「放射線科学の基礎」の修得南大沢キャンパスで他学部の学生とともに全学共通科目を学びます。放射線科学の基礎となる科目を修得します。4年次「臨床実習」の完了と「卒業研究」による学びの集大成「核医学臨床実習」と「放射線治療実習」に臨みます。卒業研究として最先端の研究課題に取り組みます。3年次「画像診断技術学」「放射線治療」および「核医学」等を学ぶ2年次と同様に講義と実験実習を行い「画像診断臨床実習」に臨みます。2年次「放射線科学の基礎」と「画像診断技術学」等を学ぶ荒川キャンパスでの講義と最新の医療機器を用いた実験実習を行います。▶ 授業紹介▶ PickUp授業2・3年次2年次3年次疾患の理解と画像所見から画像診断学を理解する臨床で放射線医学に携わるものとして必要な画像診断を学びます。CT、MRIなどから得られた画像から診断や治療方針の決定に必要な情報を読みとります。放射線を正しく理解し、安全に取り扱う力を養う種々の放射性同位元素を用いて、放射線による障害防止のために必要な放射線防護や放射線計測、放射性同位元素の管理に関する実験を行います。放射線治療計画から、検証、照射までの総合力を身につける放射線治療に関する技術学、腫瘍学、機器学などで学習した知識を統合し、本学に設置されている実際の放射線治療装置を用いた実習に臨みます。16診療画像医学Ⅰ・Ⅱ古川 顕 教授、白川 崇子 教授放射線安全管理学実験井上 一雅 教授、高畠 賢 准教授「撮影技術学」+「画像機器学」+「画像医学」+「思いやり」=「診断価値の高い画像」医師が正確な画像診断を行うには、診断価値の高い画像を提供する診療放射線技師が不可欠です。この診断価値の高い画像を提供するためには、操作する装置の深い理解に裏付けされた高い技術(撮影技術学と機器学)と、撮影する部位の画像解剖学や画像診断学の知識(画像医学)が必要です。本学では、実際に病院で使用されている医療機器を使って実習・実験を行っています。一例として、MRIを用いた実習・実験(2年生時)の様子をご紹介します。MRIの実習では放射線被ばくを伴わないので、「技師役」の学生がMRI装置を操作して「患者役」の学生を撮影することが可能です。これにより、実習(実学)で得られる技術と授業(座学)で得られる知識を高い次元で融合することができることはもちろんのこと、検査時の患者さんの気持ちにも着目して実習を行います。放射線治療技術学実習明上山 温 准教授、張 維珊 准教授X線撮影技術学実習Ⅰ妹尾 淳史 教授、沼野 智一 教授、畑 純一 准教授CURRICULUMカリキュラム

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る