東京都立大学 健康福祉学部 2023
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▶ 学びの主な領域と課程看護学科では、看護の基本を学ぶ「基礎看護学」、人の成長発達段階ごとの看護を学ぶ「母性看護学」「小児看護学」「成人看護学」「高齢者看護学」、身体疾患の看護とは異なる専門性をもつ「精神看護学」、入院患者ではなく生活者への看護である「在宅看護学」、さらには「国際看護学」や「公衆衛生看護学」など、幅広く多彩な切り口で看護を学びます。高齢者看護学これからは、私たちが「生きる」ことを支える日本の高齢化に伴う看護の課題は、いかに「その人らしく生き生きと過ごす」ことを支援できるかです。高齢者看護学では、「健康に過ごす」ことを理解する方法として人型シミュレータを用いながら、「知識」を「実践」に活かすことができるように学びます。国際看護学石川 陽子 准教授国際力を身につけよう!英文文献講読・国際看護学(選択科目)は、英語力を伸ばし、異文化理解と国際的な保健医療・看護の視点を養うことを目的とした科目です。学生の決めたテーマでスウェーデンからの短期留学生とディスカッションを行ったり、開発途上国のケーススタディを通じて国際協力についての理解を深めます。助産学専攻科について織井 優貴子 教授本専攻科は、看護師の免許を持った人が、助産師になるために必要な、知識と技術、心構えを身につける1年間のコースです。東京都立大学の看護学科からも、毎年、数名の学生が入学をします。学部から引き続き、同じキャンパスで学ぶことができます。助産師としての幅広い活動ができるよう、出産に関することだけでなく、思春期や、子育支援についても学ぶことが特徴です。注:進学にあたっては、東京都立大学の学生も入学試験を受ける必要があります。成人看護学医療を受ける患者の命を守る技術力とつらさを捉える想像力を身につける成人看護学は、さまざまな疾患と治療を受ける対象者のニーズを学び、対象に応じた確実で安全な医療技術を提供する基礎と、応用するための考え方を講義と技術演習を通して身につける科目です。演習では看護師役、治療を受ける当事者役を交替で行い、当事者の目線で考える視点を養います。保健師教育課程(科目名:公衆衛生看護学実習)保健師国家試験受験資格取得希望者が履修する課程(選抜制)です保健所・保健センターでの実習では、地域に暮らすさまざまな人たちと触れ合いながら、人々の健康の維持・増進、健康障害の予防と回復を支えるための知識と技術を学びます。飯塚 哲子 准教授看護学科の学生は一定の条件のもと、東京都の「看護師等修学資金貸与制度」も利用可能です。(→P20「学生支援」のページ参照) 奨学金について斉藤 恵美子 教授5CURRICULUMカリキュラム学びの主な領域と課程

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