東京都立大学 大学案内 2026
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01ProfileProfileProfileProfile02030405CHECK!CHECK!CHECK! CHECK!CHECK! 経 済 経 営 学 部 経 済 経 営 学 科 の 松 尾 隆准教授のゼミでは、発展途上国の国際経営戦略をテーマに、毎年カンボジアで約1週間の現地調査を行っています。ゼミでは、現地調査のテーマを自由に設定できるため、学生は主体的に学び、社会で 通 用 す る 実 践 的 な ス キ ル を 身 に 付けることができます。また、経営手法のトレンド 性についても研究しています。トンネル工学を専門に、施工や維持管理における課題解決、そしてトンネル建設時の工法に関する基本的なメカニズムの解明に取り組んでいる、都市環境学部 都市基盤環境学科の砂金伸治教授。基礎研究だけでなく、研究成果を実際の工事現場で検証することも。「どうすれば街や社会を良くできるだろう」と問い続ける姿勢を何よりも大切にし、日々研究に取り組んでいます。人文社会学部の松田真希子教授は、日本語教育を通じて社会のあり方や人の生き方を問い直す研究を行っています。専門は「コンタクトゾーンのコミュニケーション研究」で、マイノリティーが自分の居場所をつくる過程やマジョリティーとの共生を探っています。異なる文化や価値観を持つ留学生と日本人が共に学び合い、多様性を尊重する環境で、言語教育に対する柔軟で実践的なアプローチを学べます。健康福祉学部 作業療法学科の卒業生の礒部寛子さんは、株式会社資生堂に入社し、スキンケア製品の開発部門や基礎研究部門を経て、現在は DE&I戦略推進部で人や組織の多様性や包摂性に関する研究と情報発信を行っています。作業療法の基本的な考え方として学んだ「疾患や障がいだけでなく、人や生活を全体として見る」という視点は、現在の仕事にも大きく影響していると語ります。東京都立大学は 2023 年度より「研究力強化推進プロジェクト」を開始し、「7 つの戦略と 21の取組」を策定。今回プロジェクトの取組の中で注目したのは、『若手研究者の人材育成』です。博士後期課程学生への支援あるいはテニュアトラック制度の支援を受けながら最先端の研究に挑戦する、二人の若手研究者を通して、都立大における若手研究者育成支援をご紹介します。経済経営学部 経済経営学 科 経 済 学 コ ース・経営学コース 准教授。修士(経済学)。専門は経営学。都市環境学部 都市基盤環境学科 教授。博士(工学)。専 門 は ト ン ネ ル 工学、地下空間工学、岩盤力学。人文社会学部 人文科学研究科 教授。博士(学術)。専門は応用言語学、日本語教育学。首都大学東京 健康福祉学部作業療法学科2008年度卒業。同大学院人間健康科学研究科人間健康科学専攻フロンティアヘルスサイエンス学域博士前期課程 2010年度修了。Point博士号取得後 10 年以内の若手研究者に、自立して 活躍 できる 研 究 環 境を与え、審査を経てテニュアを付与する制度。都立大は2 016 年度から導入。Point「松尾先生は、私の考え方を第 一 に 尊 重 し、背 中 を 押 して く れ ます。自 分 で 考 え て行動する力を与えてくれるんです」経済経営学部 経済経営学科 坪田茉子さん。「砂 金 先 生 の 下 で 実 際 に 現場の方々と交流し見 学する中で、自分の将来像がより明確 になってきました」都市環境学部 都市基盤環境学科の栗野真司さん。Point都立大での学びは、日本語の新しい魅力に気 付くだけでな く、自 分 自 身 を 問 い 直 すきっかけにもなるはずです。Point「経験はらせん状につながる」 と考えています。目の前の勉強で 得 ら れ る 知 識 だ け でなく、そのプロセスの持つ価値にも目を向けてほしいと思います。Point博士人材の育成・輩出を一層推 進することを 目的として、博 士 後 期 課 程 学 生 へ 経 済的支援を主として、研究力強化のもと、研究環境の提供やキャリアパス支援を行う制度。松尾 隆 准教 授砂金 伸治 教授松田真希子教 授礒 部 寛子テニュアトラック制度学生の声学生の声松田教授からのメッセージ礒部さんからのメッセージ博士後期学生支援制度04Tokyo Metropolitan University GUIDE BOOK 2026いろいろな角度から、どこまでも深く学べるのが経営学「災害 に 強いまち づくり」への貢 献を目指してPoint日本 語 教育は、アイデンティティー を 問 い 直す 機 会 に な る臨床 実 習 で の実体 験で 知った「化粧や 整容」の可能 性若手が輝く都立大の研究者支援 博士後期課程学生支援とテニュアトラック制度

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