建築・社会環境工学科は、2004年4月に土木工学科と建築学科が統合して誕生しました。この学科では、土木・建築という従来の学問分野を基礎としながらも、それぞれの枠組みに執着することなく双方の学問分野を融合させることにより、広く良好な環境を創造する人材を育成していきます。 本学科では、「社会基盤デザイン」「水環境デザイン」「都市システム計画」「都市・建築デザイン」「都市・建築学」の5つのコースを設けることにより、計画・デザインから自然・社会システムの理解、その対応や対策を考えた教育・研究・実践を行っています。その対象は、建物、地域、都市、さらには地球規模までと広く、内容も建築デザイン、都市デザイン、環境技術、生態学の応用技術、地震・津波の防災・減災技術など多岐にわたっており、世界的にも高い評価を得ている研究成果が数多く生み出されています。 ハード、ソフトの両面において、数々の実績を持つ教員たち、そして情熱を持った学生たちを擁している建築・社会環境工学科。21世紀の新しい人間生活と空間の創造を開拓していくための知識・情報・人材がここにあります。DEPT. OF CIVIL ENGINEERING AND ARCHITECTURE 建築・社会環境工学科の特徴何を目指すか?建築・社会環境工学科2年生後期に、コース振り分けDEPT. OF CIVIL ENGINEERING AND ARCHITECTURE●橋などの設計に欠かせない力学基本原理の理解●土木材料に関する幅広い知識●構造物のシミュレーション技術社会基盤デザインコースInfrastructural Engineering●津波・洪水等の災害解析と防災計画立案の知識●水環境・生態系の動態解析と保全計画立案のスキル●環境・生物試料の化学分析・遺伝子解析技術水環境デザインコースWater and Environmental Studies●都市インフラのプランニングおよび都市政策デザインの技術●交通計画および交通需要マネジメントに関する技法●景観デザインおよび地域・まちづくりのスキル都市システム計画コースTransportation and Urban Planning●都市 ・ 建築に関する理論・歴史の理解と叙述●多様な要求を空間にまとめあげる設計能力●次世代の社会に向けた都市・建築空間の構想力と提案力都市 ・ 建築デザインコースArchitectural Design●健康・快適・省エネルギーな都市と建築の実現●都市・建築構造物の安全性向上技術●巨大災害に対する防災・減災技術都市 ・ 建築学コースInfrastructural Engineering各コースのターゲットスキル入学後は、基本的教養や科学的知識の基礎を学ぶとともに、建築・社会環境工学科の5つのコースに関連する専門教育の基礎を学びます。各コース配属後は、より高度な専門知識を講義、実習、演習などを通じて幅広く習得していきます。4年次には、卒業研究や卒業設計を行い、建築・社会環境分野における様々な問題の解決に挑みます。東北大学工学部SCHOOL of ENGINEERING TOHOKU UNIVERSITY
元のページ ../index.html#3