東北大学 工学部 建築・社会環境工学科 都市・建築デザインコース/都市・建築学コース
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LABORATORIES21リハビリテーション工学分野インセンティブ防災学分野リアルタイム地震防災学分野防災性能評価学分野最適減災技術研究分野西脇智哉准教授建築は時間とともに性能が変化(多くの場合は低下)し、このことは建設時に投入されたコストや技術水準に関わらず避けられません。このような性能変化(低下)に対し、材料自身が自律的に対処する自己修復コンクリートや、建設当初から組み込むリユース・リサイクルシステムなど、新しい発想による建築材料・構法によって永続的に対応可能とする研究に取り組んでいます。大野晋准教授/三辻和弥客員教授地域や場所により異なる地震活動や地盤の揺れ、建物の揺れの違い、変化する社会条件を考慮し、最適化理論に基づき制約条件下での被害の最小化を目指しています。地域強震観測網や長期構造モニタリングを用いた地震ハザード・地盤震動研究、構造物−地盤系の地震応答研究をベースに、地震マイクロゾーニングや、地盤から建物応答・間接被害まで含めた総合的な地震対策について研究しています。大野晋准教授最新の地震観測・情報伝達技術を用いて、リアルタイムに得られる地震・地震動や建物の揺れ・被害等の災害情報を用いた効率的な地震被害低減技術の開発を目指しています。地震・地震動研究及び建物応答・地震被害予測研究に基づき、リアルタイム地震観測網を用いた早期地震警報、面的地震動・地震被害推定、建物構造ヘルスモニタリングなどの防災対策について研究しています。佐藤健教授災害に強いまちづくりとひとづくりのために、都市・建築学の基礎知識をもとに教育学や社会学、経済学、理学、医学など、多様な学問分野との専門分野横断型の実践的研究を行っています。学際融合による新しい研究成果の創造と、その社会実装による減災社会の構築を目指しています。オリジナルな記録データに基づいた東日本大震災における避難者に関する研究にも取り組んでいます。五十子幸樹教授東日本大震災を契機として、我が国においてもマグニチュード9クラスの地震動を設計の想定範囲内として考慮しなければならなくなりました。このような大振幅地震動に加えて、超高層建物や免震建物を襲う長周期地震動も対処しなければならない課題となっています。当研究室では、これら大振幅地震動や長周期地震動から都市・建築を守るための革新的な耐震技術を研究・開発しています。

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