東北大学 法学部 学部案内 2022
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TOHOKU UNIVERSITY SCHOOL OF LAW 202211卒業後の進路は?卒業後の進路は? 大学、法科大学院と、約6年間の学生生活を仙台で過ごした後、2011年1月からは、はじめて住む東京で、弁護士として働いています。主に企業のお客様とご一緒に、個々のケースの最善の解決は何か、頭を悩ませつつ、充実した毎日を送っています。 東北大学法学部の一番の特徴は「アットホーム」という点だと思っています。学生の人数が少ないため、ほとんどみんなが顔見知りの関係ですし、授業も比較的小人数で、教授との距離感も近いです。また、キャンパスのある仙台の街は、都会で洗練されているのに小ぢんまりとしていて、そういったところもアットホームな雰囲気をつくりだしている要因のひとつなのかな、と思います。そんな居心地のよい環境で、お勉強やアルバイト、遊びに自由に楽しく打ち込めた4年間は、とても密度の濃い時間でした。 そのような濃い4年間の中でも、私が一番打ち込んだのは、ゼミでの活動です。私は、憲法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、日本政治外交史など多くのゼミに所属しました。学生同士の距離、学生と教授との間の距離が近いので、分からないことがあれば、ゼミの時間はもちろん、時間外であっても、気軽に議論できます。ゼミの後には、頻繁に飲み会も開催され、時には教授も含めて朝まで飲み明かすということもありました。 私は、弁護士になりたいという強い目的意識を持って大学に進学したわけではありません。ですが、東北大学法学部という居心地のよい環境で学ぶことを通して、「法律って面白い」と思えたことが、自然と、弁護士という現在の職業につながっているような気がします。 大学生活ほど自分のやりたいことを自由に実現できる時間は、そう多くはないと思います。みなさんにも、そんな自由な4年間を、東北大学法学部という素敵な環境で存分に謳歌してほしいな、と思います。 私は現在、法科大学院に進学し、司法試験に向け勉学に励んでいます。と言うと、あたかも学部時代から懸命に勉強していたように聞こえるかもしれませんが、実際はそんなことありません。どちらかと言うと、法律、或いは学部と、関わりの薄い学生でした。 学部時代、私が一番力を入れていたのは、サークルの活動でした。私はそこで部長を務めていたんですが、この仕事がなかなかに曲者で。部の運営は勿論のこと、指導してくださる先生とサークルとの接点として働いたり、周年行事に励んだりと、こなした仕事の量はかなり多かったはずです。 はじめこそやるのに精一杯で、泣きながら(比喩でなく)仕事をしていましたが、やはり次第に慣れていきます。そんな辺りからなんとなく、もしかしたら自分は要領よく、色々調整しながら仕事をこなすのが得意なのかもしれない、と思うようになりました。今思うと、ひどい自惚れですね。 ただ、こんなような経験をしながら、いつからか自分の能力がどこまで通用するのか試したくなった。そんな折に思いついたのが、法を駆使して要領よく利益を調整する、法曹という職業で、今はそこに向かって励んでいる、という感じです。 大学受験を控えている皆さんのうち、将来の目標を具体的に持っている人は案外少ないのかもと思います。本学は学生に多くのきっかけを与えます。まだ具体的に進路を決めていない人たちこそ、このきっかけをものにできるんじゃないでしょうか。もう少し自分について考えてみたければ、ぜひ本学を受験することをお勧めします。 私は2018年度に東北大学法学部を卒業し、現在は仙台市役所に勤めています。私の出身地は北海道で、大学進学を機に仙台市を訪れました。大学生活を仙台市で過ごしていくうちに、政令指定都市でありながら緑の多い街並みや温かい地域の人々に接していき、仙台市への愛着が強くなり、仙台市のために働きたいと感じるようになりました。 地方公務員は、様々な側面から市民の生活をサポートする仕事です。市民の皆様に納めて頂いた税金をもとにして働くため、非常に責任の重い仕事ですが、その分やりがいを感じられる仕事でもあります。私は仙台市をより良い街にするため東北大学で学んだ知識を地域に還元していきたいと思います。東北大学法学部は、主な進路として法科大学院への進学や民間企業就職の他に、公務員という選択をする人も多くいます。大学3年生から始まる大学生協主催の公務員講座は、法学部だけでなく、他学部の方も一緒に受講し、仲間たちと切磋琢磨しながら約一年間共に公務員試験へ向けて勉強します。公務員講座で出会った仲間たちは、卒業後も助け合えるかけがえのない友人になりました。東北大学は質の高い学習の場や、様々なバックグラウンドを持ち刺激し合える仲間との出会いの場を提供してくれます。大学生活は高校までの生活と異なり、自由度が高い分、充実したものにできるかどうかは自分次第です。皆さんも様々な経験や多くの出会いを通して、大学生活を充実したものにしてください。アットホームな環境で、勉強やアルバイト、遊びに自由に楽しく打ち込めます。きっかけをくれる場所多くの仲間と共に質の高い学習ができます。大学院2008年度東北大学法科大学院修了職 業弁護士大学院東北大学法科大学院L3(2019年度当時)職 業地方公務員(仙台市役所)荒木 昭子(2006年度卒業)稲垣 紀穂(2017年度卒業)石橋 佳奈実(2018年度卒業)

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