東北大学 理学部案内 2022
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地球・惑星の不思議にチャレンジしよう21世紀の地球・惑星科学では、46億年前にガス星雲である原始太陽系から地球などの惑星が急速に形成され、40億年前には地球表面が徐々に冷えてプレートテクトニクスが始まり、30億年前から有機物から最初の生命への進化が生じたことなどを明らかにしてきました。しかし、原始太陽系からの惑星の誕生、地球の形成や初期進化、生命の誕生と地球・生命の相互作用、地球中心核の構造と物性などは未知な部分が多く、物理学・化学・生物学などとの融合科学として発展しています。そのため、ナノサイズからマクロサイズの連続的な階層での研究が進んでいます。鉱物学グループ/鉱物の組織や結晶構造を調べて、鉱物や岩石の成因を調べています。資源·環境地球化学グループ/生命の起源と地球·生命の初期進化について複合的な研究を進めています。初期太陽系進化学グループ/小惑星や彗星の岩石を研究し、太陽系の初期進化を研究しています。量子ビーム地球科学グループ/超高圧高温実験から惑星内部構造進化を研究しています。火山学・地質流体研究グループ/地球内部のマグマや超臨界流体の活動を総合的に理解することを目指しています。地殻化学グループ/岩石が語る大陸と海底の動き、火山が映し出す地球の躍動を捉える研究を行なっています。グローバル結晶科学グループ/様々な地質・鉱物試料や環境試料、工学材料における結晶の生成・組織化メカニズムを調べています。18 地球惑星物質科学科という、学問 講座・研究分野Earth and Planetary Materials Science地球惑星物質科学科地学専攻

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