東北大学 薬学部・大学院薬学研究科 2022
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ごあいさつ薬学部概要カリキュラム創薬科学科薬学科講義内容大学院分野(研究室)卒業・修了後紹介入試情報・の進路など奨学金教育組織図研究施設オープンキャンパスキャンパスマップ講義内容構造薬学実習 分析化学実習:医薬品の品質管理上不可欠な、化学平衡反応を活用する定量法を体験し、その原理を理解するとともに、薬物および生体成分の体内動態など生命科学の各分野で求められる定量分析の基礎理論と技術の修得を目的とします。 物理化学実習:薬学の分野で研究に応用されている物理化学的方法の中から、各種分光法や電気化学法などの基本的な方法について、その原理を理解するとともに、実験方法を修得することを目的とします。創薬化学実習1、2 有機化合物を多面的に捉え、その合成を行うとともに、反応の理解を深めます。また、合成化学に不可欠な有機化学の基礎的実験操作を学習するとともに、試薬、器具の安全な取り扱い方も修得します。生命薬学実習 生命現象を分子レベルで捉え、薬物の作用を生化学的に理解するための方法論を学ぶことを目的とし、生体試料、細胞及び微生物の取り扱い方法、ならびに生化学的、分子生物学的基本操作を修得します。医療薬学実習 医療現場で用いられている医薬品の作用機序とその薬効評価方法、薬物の毒性に対する解毒応答及び解毒代謝酵素の遺伝子多型の解析手法、医薬品の投与設計及び解析方法について理解し、技能を修得します。天然物化学 天然物化学の歴史、その薬学における役割、天然資源が作り出す天然化合物の化学構造・化学的物質・生物活性を学ぶことにより、天然資源や天然化合物の重要性を理解することを目的とします。臨床医学概論 医学の概念を知り、医学と薬学の境界領域を学びます。心臓病、膠原病、糖尿病、胃・十二指腸潰瘍、肝疾患、高血圧、内分泌疾患、肝臓病、呼吸器疾患、神経疾患など各種の疾患について、それぞれの専門医が病気の診断、発症機序、病態、および薬物治療について解説します。有機合成化学 医薬品を代表例とする多官能基性有機分子を合成するには、適切なタイミングでの官能基の導入や変換、保護基の有効利用、試薬や化合物の立体電子的環境を利用した選択的反応の利用など、有機化学の総合的な応用力が必要とされます。有機合成化学では、標的とする有機分子の合成経路をデザインするための逆合成解析(結合の切断を適切に行って一段階前の合成中間体を考案する思考操作)の基礎を学習し、さらに、これまでに報告された多官能基性有機分子の合成例の解析を通じて、合成設計の立て方について学びます。創薬科学科展開教育科目は、3年次後半に履修し、創薬科学の研究者・技術者としての基礎を学びます。15展開教育科目

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