東北大学 薬学部・大学院薬学研究科 2022
17/44

16東北大学 薬学部/東北大学 大学院薬学研究科 2022TOHOKU UNIVERSITY薬品構造解析学 医薬品のほとんどは有機化合物であり、創薬における有機合成化学の役割は極めて大きいものです。将来、薬学に携わる研究者には低分子有機化合物の構造ならびにそれから由来する物性についての知識が必須となります。本授業では、種々の分光法により得られた実際のスペクトルに基づく有機化合物の構造決定について学び、化合物の同定・確認のための能力を養います。新薬開発論 生体に投与された薬物は、吸収、分布、代謝の経過をたどり、最終的には排泄されます。このような薬物の生体内での動き、即ち動態特性は、薬効・毒性発現に大きな影響をあたえるため、投与薬物の動態を正確に理解する必要があります。また医薬品開発を成功するためには、薬物動態特性の良い候補化合物を選択することが不可欠です。本授業では、薬物の動態特性の基礎的な知識を習得し、薬物動態が薬効・毒性発現にどのように関わるのか、また創薬にあたり薬物動態特性をどのように取り込むべきかを理解します。画像診断薬物学 臨床診断に利用されている種々の放射性薬剤を、その製造・調製法から画像診断利用法までを含めて学習し、分子イメージングの原理と応用について理解します。特に最新のPET(陽電子放出断層法)用の薬剤について詳しく紹介します。専門薬科学実習 基礎薬学実習で学んだ実践的知識や基礎実験技術を有機的に関連づけることにより、研究課題を達成する能力を修得します。実習は、配属された分野の教員からテーマが与えられます。発展教育科目薬学科発展教育科目では、3年次後半から4年次後半までの間、医療薬学関連の専門的知識・態度を学びます。医薬統計学 統計学は様々な領域において客観的かつ正確な判断を行うための手法として活用されており、医薬学においても薬物効果の評価・医薬品の開発・診断精度の検定など多くの目的で用いられています。本講義では医薬統計学の基礎と応用について学び、実践に役立つ統計学を修得します。免疫学 免疫反応の本質は、自己、非自己の認識にあります。無数の外来異物(非自己)と自己を識別する機構や、抗体の多様化の機構を理解することが本科目の第一の目的です。免疫担当細胞、抗体、補体、サイトカインなど、免疫に関連する基本事項を学ぶとともに、アレルギー、自己免疫病や免疫不全など免疫系が変調して起こる様々な疾患の病態を、免疫に関与する細胞、分子から理解します。衛生化学2 衛生化学は、人の健康の維持・増進と疾病予防のため、環境ストレスや新興感染症、薬物など様々なストレスから人を守る方策を考える研究領域であり、重点的な研究テーマは時代のニーズに合わせて変化します。本講義では、特に、微生物による感染症の成立や予防法、免疫と食物アレルギー、また、がん、循環器疾患、糖尿病といった生活習慣病の疫学と予防について理解を深めます。環境衛生学,食品衛生学(環境衛生学は基幹教育科目) 健康の保持・増進と疾病予防に貢献することも薬学出身者の重要な任務の一つです。本講義では生活習慣が健康に及ぼす影響や疾病予防策について学ぶと共に、環境汚染物質の性質と毒性、食品添加物の用途と特性、動植物に含まれる自然毒、食中毒の原因となる細菌など、我々の健康に影響を与える可能性のある化学物質や微生物についての理解を深めます。また、温暖化やオゾン層破壊など地球規模での環境問題についての解説も行います。ごあいさつ薬学部概要カリキュラム創薬科学科薬学科講義内容大学院分野(研究室)紹介卒業・修了後の進路など入試情報・奨学金教育研究施設組織図オープンキャンパスキャンパスマップ

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る