東北大学 薬学部・大学院薬学研究科 2022
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ごあいさつ薬学部概要カリキュラム創薬科学科薬学科講義内容大学院分野(研究室)卒業・修了後紹介入試情報・の進路など奨学金教育組織図研究施設オープンキャンパスキャンパスマップ分野(研究室)紹介 医薬資源化学分野 Natural Products Chemistry 教 授 浅井 禎吾Asai Teigo 界面物性化学分野 Biointerface Chemistry 教 授 金野 智浩Konno Tomohiro 生物構造化学分野 Bio-Structual Chemistry 教 授 中林 孝和Nakabayashi Takakazu25医薬品医療機器バイオインターフェース金属,有機,無機高分子化学・コロイド界面科学バイオマテリアルハイブリッド技術相互作用解明製剤材料診断素子分子集合体ナノ粒子細胞配列細胞固定化表面修飾ハイドロゲル診断機器細胞製品細胞,組織,生体教授金野智浩Tomohiro Konno当分野では、細胞・生体と医薬品・医療機器との間の接触界面(バイオインターフェース)に関する研究を行っています.高分子化学やコロイド界面科学に立脚してバイオインターフェースを作りだし、その界面で起こる分子科学反応を解明することで、革新的な医薬バイオインターフェースが創造する未来型医療品や医療機器の創出につながる学術的知見の発見、およびそれらの成果を基づいた工学技術の創造と創製に関する研究を行っています.生体になじむバイオインターフェースは医薬品や医療機器はもとより,再生医療,細胞治療,非侵襲医療,ナノ医療など新時代の医 当分野では、細胞・生体と医薬品・医療機器との間の接触界面(バイオインター療技術を切り拓くプラットフォームです.フェース)に関する研究を行っています。高分子化学やコロイド界面科学に立脚してバイオインターフェースを作りだし、その界面で起こる分子科学反応を解明することで、革新的な医薬品や医療機器の創出につながる学術的知見の発見、およびそれらの成果を基づいた工学技術の創造と創製に関する研究を行っています。生体になじむバイオインターフェースは医薬品や医療機器はもとより,再生医療,細胞治療,非侵襲医療,ナノ医療など新時代の医療技術を切り拓くプラットフォームです。界面物性化学分野|BiointerfaceChemistryバイオインターフェースが創造する未来型医療ゲノム情報から天然物そして医薬シーズへ 生物は様々な化学構造や生物活性を有する天然有機化合物 (天然物) を生合成します。天然物の人智を超えた機能美は、数多くの医薬品の開発に重要な役割を果たしてきました。さて、天然物探索研究は、新しい薬の発見につながる大変ロマンに満ちた魅力的な研究です。私たちの研究室では、生物のゲノム上に刻まれた天然物の設計図である遺伝情報を読み解き利用することで、新しい天然物の発見、希少有用天然物の生物合成系の構築、コンビナトリアル生合成による天然物の多様性の拡充に関する研究を進めています。伝統と最先端のテクノロジを融合した天然物創製研究を展開し、新しい医薬シーズの発見を目指しています。光を巧みに操作して生命現象の解明を行う 私たちは、紫外光から赤外光までの様々な光を操作して、生体分子やタンパク質が細胞内で反応する様子をリアルタイムで観測したり、光を用いてタンパク質の構造や細胞内の状態を探る新しい方法論の開発を行っています。生命科学の発展のためには、生命現象を観測するための先端的計測法の開発が不可欠です。私たちが開発した光測定技術が、様々な生理現象の解明、薬理活性物質の機能発現、医療分野におけるがん細胞の領域の検出などの細胞診断・評価に展開することを目指します。

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